2004.9
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奥村屋という名店を失って数ヶ月。その場所に新しく出来た店である。昨年来いくつも千葉県内に店舗を立ち上げてきた「佐貫大勝軒」系の新店、それがここ「大黒屋本舗」である。佐貫系の店は店によって味が異なっているが、この大黒屋では昼はどちらかといえば「大勝軒」的な、夜は「角ふじ」的なラーメンを提供する。つまりは昼と夜で全く違うラーメンを出すということであって、それは仕込などを考えたりすると非常に大変なことである。しかしこの店を任される富田氏は、違う味があった方が面白いから、とこの営業スタイルを決めたという。
富田氏の好きなラーメンは魚系。しかも動物系よりも魚が前面に出てきたタイプが好きなのだという。そういう意味では昼の部が好きな分野なのかも知れない。実際に昼の「中華そば」はは節系がガツンと出ていて、さらりとした味わいながらもベーススープの濃度も高いので物足りなさを感じさせないラーメン。本人はまだまだ完成度が低いというが、今後に可能性を感じさせるオリジナリティを持ったラーメンだった。
今回お薦めする一杯は夜の部の「大黒醤麺」。夜のメニューは「大黒麺」「大黒つけ麺」など、店名を冠したメニューが並んでいるが、基本的な味の方向性は「角ふじ」と同じと思っていい。麺も角ふじで使用しているのと同じく、ゴワッとした食感の独特な麺。そしてこの「大黒醤麺」なのだが、こちらは海老を強調した味わいになっていて、焦がしたような海老の味と香りが全体に広がっている。角ふじのラーメンに海老、といわれれば誰もが今はなき町田の黄色い看板の店を連想するだろうが、印象としてはそれよりも食べづらく、かなりクセのある一杯。冷静に考えれば角ふじのラーメン自体が食べ手を選ぶ味なだけに、そのバリエーションとしてのこの「大黒醤麺」はかなり冒険している一杯である。
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大黒醤麺(800円) |
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松戸市松戸1339 |
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047-368-8860 |
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11:00〜15:00,17:30〜20:30(スープ切れで終了) |
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水 |
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JR常磐線「松戸」駅東口下車。駅前タクシープールロータリー右脇、吉野家横小道に入る。突き当たりを左折しすぐ十字路を右折(戸定公園通り)。道沿い左側。 |
