第6話:第3回試作


 前回から1週間、それぞれの店主が色々と策を練っての再集合になりました。まず塩タレと油を小松さんと中田さんが協力して作成。「いやぁ、僕は見ていただけッスよ」と中田さんは謙遜するが、2人でマルバの厨房で色々と試作した7種のタレを持参。塩を変えたり、魚を加えたりと凝った作りのタレがずらっと並び壮観です。

 スープは小林さん。前回より魚のバランスを考えたものになっているとか。「うちのまんまじゃ意味ないしね」と小林さん。小松さんと中田さんが作ってきたどのタレと合うのか?

 そして麺は松井さんが担当。必勝軒で使用している粉2種類を松井さん独自に考えてブレンド、それを手打ちして包丁で切って持ってきました。「幅が広い方が食感がカップで出るかなと思って。そうするとうちの店の切り刃じゃ細すぎるからね」その麺を茹でる直前に手揉みして縮れをつけます。これもカップのことを意識しているとのこと。「即席麺はどうしても工程上縮れが出来てしまうんだ」乾燥させる工程でどうしても縮れてしまうのだとか。小林さんも「面白いよねぇ、うちの粉がこんな食感になるっていうのは。配分もそうだけど、打ち方が違うとこうも変わるんだね」と感心することしきり。

 そしてまずスープとタレの組み合わせの繰り返し。更に油を加えなんとか3つの候補に絞り込みをして、麺を合わせてみることになりました。

 「前回よりも大分まとまってきたんじゃないすか?」小松さんが言うように、やはり前回よりは工夫してきただけあって、面白くなってはきている。そこで同席したメーカーから一度このラーメンをベースに試作品を作ってみたいという申し出があり、一旦開発はメーカー側にボールが投げられることとなりました。果たしてどんなカップ麺に仕上がるのでしょうか?