第14話:4店主、研究所へ


 試作品のやりとりではいつまでたっても満足の行く物は出来ない。そう判断した4店主は、三鷹にある明星食品研究所へ出向きました。

 この日の最大のテーマは「臭い」。一番このポイントが気になっている小林氏を中心に、使用している油やスープの素を一つずつ確認していくことに。

 そのチェックが油になった時に小林氏の動きが止まった。「これだよ、この臭いだよ!」それはスープに浮かべられてい

る鶏油の一つでした。フレーバーオイルなのですが、その臭いが強く全面に広がってしまっていたのです。

 メーカーとしてはかやくや麺などの乾燥臭を消す役目もさせているフレーバーオイル。そこを敢えて外して欲しいと要望し、最終的にはその臭いがない鶏油を使用することで解決しました。「いやぁ原因が分かってよかったよ」と小林氏。

 次はスープのインパクト。塩分とスパイスのバランスが問題ということで、塩分を0.01gレベルで微調整をしていきます。

 電子秤を使って薬包紙の上に塩を落としていく開発の方は、まるで化学者のような技でピタリと指定した量の塩を出していきます。

 そしていよいよブレンドされたスープを使った試作品を一杯食べてみることになりました。しばし沈黙が続く研究室。黙々と食べる店主達。そして小林氏が「これなら文句ないです」と笑顔に。明星のスタッフも一同ほっとした表情になり、無事開発作業が完了、千葉オリジナルカップラーメンはここに完成したのです!