ラーメン新天地(閉店)

外観(09.8.5)
にぼし醤油ラーメン(09.8.5)

基本メニュー にぼし醤油ラーメン(680円)
所在地 千葉市稲毛区長沼町330-50
ワンズモール2F  
営業時間 11:00〜22:00
定休日 不定休(ワンズモールに準ずる)
アクセス 京葉道路「穴川IC」下車。国道16号を柏・八千代方面へ。国道沿い左側。駐車場あり。
JR総武線「稲毛駅」より草野車庫行、こてはし団地行、「ワンズモール」バス停下車。



 「魂麺」が手掛けるファミリー向け店「だんらん」は半年程でクローズ。その代わりに同じ魂麺が7月本八幡に開業したセカンドブランド「ラーメン新天地」にリニューアルした。本八幡の店はいわゆるガッツリ系の背脂ラーメンがメインだが、おそらく同じ劇場内に角ふじ系の「凌駕」もあるからだろう、看板メニューの「新天地ラーメン」は置かずに、もう一つのメニューである「背脂煮干しラーメン」をメインに据えている。その他には味噌ラーメンとつけ麺などがある。平日のオープン初日ということもあって、午後7時の段階で先客後客ともに0。他の店も似たような客数で、この店云々以前にこの施設そのものが心配になる。

 この日は基本の「にぼし醤油ラーメン」(680円)を。ビジュアルは本八幡の「醤油ラーメン」と大差ないが、敢えて言うとスープの半濁具合が軽めと言おうか。その印象はスープを飲んで余計に強くなる。こういうテナント施設の味と路面店の味を比較すること自体に無理があるのは当然であるし、この店舗の厨房設備のポテンシャルの低さも承知しているのだが、やはりベーススープの濃度の低さは気になる。それは本店の味云々ということではなく、単純に一杯のラーメンとして食べた時に感じることとしてだ。

 端的に言えばカエシの比重が高いラーメンであり、その方向性は以前の「だんらん」も同じだったわけだが、あちらは清湯スープで油を上手に使うことでスープの弱さを補いバランスを取っていたのに対して、今回は半濁スープと背脂のバランスがあまりよくないように感じる。妙にカエシと煮干し粉、背脂の軽さが際立ってしまうのだ。これは確認していないので分からないところだが、多分カエシの持つ甘味が同じなので、だんらんのカエシと同じもしくはそれをベースに改良したものだろう。結構甘さが強いカエシなので、なかなか扱いが難しいかと思うのだが、その甘さと魚粉から日本蕎麦の汁物をどこか想起してしまうのだ。また麺は麺屋青山製の細麺を使用しているが、スープに合っているかは正直微妙。麺自体は悪い麺ではないが、これもやはりバランスなのだと思う。しかし麺については改良する予定だそうなので、今後に期待したいところ。

 構成する要素要素はさほど問題を感じないのだが、一杯として食べると色々目につく部分があり、つくづくラーメンとはバランスの食べ物なのだと痛感する。ただ普通に美味しく食べられるラーメンであることは間違いないので、通常ラーメン劇場に来る家族連れのお客さんなどの立場で言えば、こういうタイプのラーメンは他の店にはないので選択肢が広がっていいのではないかと思う。(Ricky)

2009.8.5