らーめん剛@公津の杜「パーコ麺」1,000円

 2016年6月23日オープンの新店。場所は成田市内を貫く国道51号と富里を繋ぐ国道409号の交差あたり、成田市場に程近い三叉路にある一軒家。以前は中華料理店だった店が、テラスなども作られて綺麗に可愛らしく改装されている。その可愛らしさと「剛」という店名ロゴの力強さに軽くギャップも覚えつつ。
 店内も光が差し込んでウッディで明るい雰囲気。店主さんと店主さんのご両親だろうか、三人で営まれている様子。厨房は男二人、ホールはお母様の担当。店入口にある券売機でオーダーするシステム。初訪の場合は基本のラーメンを頼むのが通例なのだが「パーコ麺」の響きに惹かれてオーダー。千葉の古いラーメンファン、特に湾岸エリアの人間は「パーコー」という響きに弱い。西千葉の「風」や千葉中央の「ハッコー亭」など、美味しいパーコー麺を出す店があったのだ。
 出て来たラーメンのビジュアルは、懐かしさを覚えるいわゆるノスタルジックラーメン。成田という土地や、年配の方が給仕してくれる雰囲気、さらにナルトやワカメが乗ってるなどという要素から、昔ながらのラーメンを想像しながら食べると、味わいがしっかりしているのに驚かされる。
 やや塩度の強目のスープは、しっかり動物系と魚介の旨味がバランス良く入っており、昔のラーメンでは軽視されてきたタレもちゃんと作っている味がする。揚げネギやネギ油もほのかに香り、スープに厚みを加えている。麺も三河屋の細ストレート麺で歯切れの良い食感が心地良い。パーコーもしっかり下味がついていて、スープをたっぷりたくわえて美味しい。見た目は昔の街の中華屋さんのラーメンだが、中身はラーメン専門店のそれなのだ。
 だからこそ、ビジュアルがとても惜しい。本格的に見えないのだ。ナルトの切り方やメンマの並べ方や長さを変えるだけで、丼の形や柄を変えるだけで、随分と本格的な一杯に見えるのにな。ついでに言うと個人的にはこのラーメンにワカメは要らない。ワカメの味がスープの味を損ねてしまう気がする。またビジュアル的にもこのナルトとワカメを見ただけで、途端に場末の温泉街か何かの化調バリバリのラーメンに見えてしまうのが実にもったいない。
 この店は味もさる事ながら居心地が実に良い。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と厨房から元気に声をかけてくれるご主人。そして優しい笑顔で冷たいお茶を入れてくれ、ラーメンを運んでくれるお母様。アットホームな接客が心地良い。ラーメン好きはもちろん、家族連れ客など老若男女問わずオススメ出来る店だ。

らーめん剛
成田市飯仲24
11:00〜15:00,17:00〜21:00

京成線「公津の杜」駅より徒歩10分


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