一期一会 札幌みその シャポー船橋店(船橋) 船橋駅南口に2018年オープンした「シャポー船橋 南館」レストラン街に、2021年10月けいすけグループの味噌ブランドが登場。施設開業時には『紀州清流担々麺 produce by Keisuke』という屋号で担々麺専門店を出店していたが、同じ店舗でのリブランディングという形になる。今回の『みその』ブランドは、北海道3店舗の他に東京や福岡など全国に9店舗を構える、けいすけグループの中でも店舗が多いブランド。船橋店が最新店となる。 ガッツリ系を思わせるビジュアルのものや、辛味噌ラーメンなどもあり、昨今のトレンドをしっかりと取り入れているのはさすが。しかしながら、ここは基本の「札幌味噌らーめん」を。非常にわかりやすい、万人受けするステレ...2022.02.25 08:00REVIEW船橋市
博多一風堂 千葉店(葭川公園) 博多一風堂千葉店は一風堂本体である力の源カンパニーの直営ではなく、「暖簾分け店主」によって業務委託を受けて営業している店である。「暖簾分け店主」とは、長年一風堂に勤めて店長職やマネージャー職を歴任し、さらに厳しい社内プレゼンで合格した人だけがなることが出来る。千葉店は緒垣俊輔さんが任されており、独自のフードトラックも運営する他、2021年11月には美浜区新港に『麺処せんり』というオリジナル店も出店している。 そんな一風堂千葉店だが、2022年2月より自家製麺にシフトした。一風堂は自社製麺で麺は配送されてくるのだが、札幌狸小路店や岡山店など一部店舗には製造が併設されており、こちらの千葉店も店舗2階に製麺室を作り、毎日麺を作っている。...2022.02.13 02:30REVIEW千葉市中央区
横浜ラーメン 末広家(本千葉) 2022年もラーメン食べ始めは末広家からのスタート。この日から末広家も年始営業のスタートということで、それに合わせて今年も行って来た。千葉のラーメンを語ることでラーメン評論家としてのキャリアをスタートさせた私にとって、千葉で年始のラーメンを食べ始めることには意味がある。そしてこの店は私が一番通っている家系ラーメン店でもあり、長年共に千葉ラーメン界を盛り上げてきた同志でもある。一年の始めに相応しいラーメンであると思っている。 家系ラーメンの再ブームということもあり、世の中には家系ラーメン店が増えてきた。そして千葉でもクオリティの高い家系ラーメン店が次々とオープン。1990年代末あたりは、木更津の林家と千葉の末広家、千葉家くらいしかお...2022.01.07 05:30REVIEW千葉市中央区
ら〜めん きんとうん(千葉中央) 京成千葉中央駅に直結するショッピングモール『Mio』内に、2021年10月オープンした新店。木目の質感を生かしたスタイリッシュな雰囲気の店で、店頭には冷蔵ケースも置かれて馬肉などを販売しているのが目を引く。こちらは鎌ヶ谷の馬肉卸会社『NTCデリバ』の子会社によるラーメン業態の千葉市初進出で、Mioがリニューアルしたタイミングでの出店となった。 こちらの系列だと2018年に東松戸にオープンした『もののこころ』は訪問済。メニューも概ね同じ感じだが、ちょい呑みニーズにも応えられそうなメニュー構成になっている。サイドメニューで馬刺しや馬ユッケ丼などがあるほか、店頭では子会社が営む『馬喰ろう』ブランドの馬刺しなども売っている。「純鶏白湯ら〜...2021.11.28 06:00REVIEW千葉市中央区
タンメン トナリ 稲毛山王(四街道) 言わずと知れた六厘舎のガッツリタンメン業態が千葉初出店。場所は県道66号と遠近五叉路を結ぶ道沿いで、随分とマニアックな場所に出したものだ。最寄駅としては一応四街道だが、2km以上あるので車で行く店だろう。ここは並びに㐂濱家やとん太があるプチラーメン街道。元はコンビニだった場所だと記憶する。 トナリと言えば「タンギョウ」「タンカラ」という刷り込みがあるので、思わず「タンギョウ」をオーダー。注文を受けるごとに中華鍋で野菜を煽る工程が入る。店内に音と香りが広がるのが良いな。トナリのタンメンを食べるのは久しぶりだが、こんなに野菜のボリュームがあっただろうか。360gの野菜が乗っているとのことで、なかなか麺やスープに辿り着けない。ガッツリ系...2021.11.19 06:00REVIEW千葉市稲毛区
旨い安い腹いっぱい(海浜幕張) 全国でも最大規模を誇る、海浜幕張にある『イオンモール幕張新都心』のフードコート『LIVE KITCHEN』。ラーメン店は福岡の老舗ラーメン店『博多だるま』の別業態『博多だるまJAPAN』が入っているが、もう一軒がこの『旨い安い腹いっぱい』である。こちらは『六厘舎』などを手掛ける『松富士食品』系列の会社によるガッツリ系とつけ麺の店。同じ経営の『麺屋心」からのリニューアルとなる。 メニュー的にはつけ麺推しとなっているが、今回はガッツリ系をオーダー。野菜はマシ、マシマシ、まで無料で増量することが出来る。ニンニクももちろんカウンターに置かれてあり、自由に取ることが出来る。厨房で作っている様子を見て日和ってしまい、野菜量はマシでお願いした。...2021.10.20 03:30REVIEW千葉市美浜区
煮干拉麺専科 慶雲海(学園前) 9月末に惜しまれつつ閉店した学園前の『こだわり拉麺 一恭』跡に、同じく海空土出身者による煮干しラーメン店がオープンした。店名は『煮干拉麺専科 慶雲海(けいうんかい)』と、なかなか迫力のあるネーミング。看板以外はほぼ居抜きと言っても良いほど、雰囲気は『一恭』時代と変わっていない 正式なオープンは12月という事で、慣れるまでのプレオープンをこの日からスタート。店主さんからご連絡を受けて馳せ参じた。メニューは絞りに絞って、ラーメンとつけめんのみ。間違いのない美味しいものに専念して出したいという思いからだという。 修業先の『海空土』譲りのバランス良い煮干しスープに、船橋山田食品の細麺がマッチするラーメンは、ややスープのポーションが少なく感...2021.10.14 06:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
拉麺いさりび&覓茶(千葉) 2013年に船橋で創業以来、人気を集めている『拉麺いさりび』が、ついに千葉市に初進出。出店場所はそごう千葉店10Fのレストラン街の一角。これまで山頭火、梅光軒と入れ替わって来たラーメン店舗の跡地になる。県外の有名ラーメン店の何軒かからも出店相談を受けていた物件なのだが、県内のラーメン店が出店するとは思わなかった。 船橋の本店にもアジアンデザートの「覓茶(ミーチャ)」屋号の店が併設されているので、そのまま千葉に出店して来たイメージなのだろうか。確か店主の奥様がデザートの方をやられていたように記憶する。 看板メニューの「ネオ中華そば」は、動物系魚介系乾物系がどれも突出することなく、強めのカエシと野菜の甘味が全体をまとめあげる、バランス...2021.10.10 05:30REVIEW千葉市中央区
麺屋ことぶき イオンゆみ〜る鎌取店(鎌取) 千葉で居酒屋など数々の飲食店を展開する「コトブキダイニング」のラーメン業態『麺屋ことぶき』の新店が、2021年9月に鎌取駅前の商業施設『ゆみ〜る鎌取』フードコート内にオープン。 1号店となる本店は2016年に千葉葭川公園で開業。その後、ちはら台と千城台とそれぞれ商業施設内に出店して、今回が4店舗目にして初のつけ麺専門店となる。 つけ麺専門と謳っていたので、ことぶきブランドでは初となる「鶏つけ麺」をオーダー。つけダレはステレオタイプな鶏白湯魚介醤油。麺は船橋山田食品の香麺。構成要素が少ないためビジュアルがいささか貧相で、つけダレのポーションも少なく感じる。 世の中のつけ麺のスタンダードと照らし合わせると、価格的にも物足りなさを覚えて...2021.10.06 03:30REVIEW千葉市緑区
麺処まるわ(作草部) 2008年創業の地域密着人気店に超絶久々の訪問。長年店長を務めていたビギーこと、庄野さんが晴れて独立して店を継承されたので、そのお祝いがてらお邪魔した。 長年愛されてきた店を大切にしたいと、屋号もそのままで引き継いだビギーくん。地元の家族連れなど色々なお客様に来て欲しい、という想いから20種類以上のラーメンを常時提供している中で、ビギーくんオススメである濃厚醤油を。ある意味でまるわ原点の一杯とも言える。 見た目よりもライトなテクスチャーのスープは、しっかりと豚と鶏の旨味が抽出されており、飽きの来ない味わい。白濁スープでここまでスルスルグイグイ飲めるスープもなかなかない。そこに浅草開化楼の平打ち麺が見事にマッチ。しっかりと茹できって...2021.10.05 10:00REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区
オタクが作るラーメンは異世界でも通用するらしい。(本千葉) 大網街道沿い、柏戸病院並びで以前は「武者道」だった場所に、2021年4月に新店がオープン。本千葉駅から徒歩圏内だが、店専用の駐車場の他にもコインパーキングが隣接しているので車でも行きやすい。 こちらの店主さんは、どろそば屋ひろし@京成大久保をはじめ人気店で長年の経験がある、との前情報があったので、ラーメンは概ね濃厚なラーメンなのだろうと推測しての訪問。この店名はなかなか尖ったネーミングだが、間違いなくインパクトがある目立つ名前だ。通りを走っていると嫌でも目に入ってくるが、長いのでなかなか覚えられない。略称としては「オタ異世」としているようだ。 店名はかなり尖っているが、ラーメンはやはり正統派の超濃厚鶏白湯。かなり濃厚で粘度も高いス...2021.10.04 04:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
麺 松風(松戸) 松戸駅周辺は言わずと知れたラーメン激戦区。そしてあらゆるジャンルのラーメンが揃う場所でもある。そんな松戸駅の東口から歩いて3分の線路沿いに2021年8月オープンしたばかりの新店だ。 店主の齋藤太一さんは、ラーメンシーンを牽引する『博多一風堂』出身。一風堂で20年以上のキャリアを持ち、暖簾分け店主として店を任されていたこともあるベテラン職人だ。私も20年近く前からお付き合いのある人だけに、今回自身の店を地元の松戸で出されたことは、とても嬉しく感じている。 5席ほどのストレートカウンターと小さなテーブル、そして立ち飲みスペースがある小さな店舗だが、狭苦しさは感じない空間になっていた。メニューはシンプルにラーメンとトッピングバリエーショ...2021.09.15 03:30REVIEW松戸市