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| 所在地 | 市川市行徳駅前2-13 |
| 電話 | |
| 営業時間 | 11:30〜22:00(スープ切れで終了) |
| 定休日 | 不定休(月曜多) |
| アクセス | 東京メトロ「行徳」駅下車。改札を右に出て交番側へ。三菱東京UFJ銀行を右手に一方通行を直進し浦安方面へ。千葉銀行の先、道沿い左側。 |
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3月3日、行徳駅から程近い場所にオープンした新店である。ちょっと古い商店街のような長屋や雑居ビルが立ち並ぶ一角に、およそ似つかわしくない真新しい一軒店。このご時勢で一から建物を作ったようだ。落ち着いた和の趣あるファサードの店は、真っ白い暖簾と白木を使った控えめな看板が清々しく、センスが感じられて期待も高まる。平日の夕方食事時の前。先客後客ともにゼロ。 店内に入ると外観の和のイメージとは打って変わって、ラーメン屋然としたカウンターのみの店。厨房に面したストレートカウンターは6席。その端に券売機があるが、たくさんボタンが並ぶ中で使われているのは「ラーメン」(700円)「味玉ラーメン」(800円)「特製ラーメン」(1,000円)の3種類のみ。この並びならば900円の「チャーシューメン」なんてのがあっても良さそうだが。ただいくつかのボタンは裏返されているので今後メニューを増やす用意があるようだ。 厨房は初老のご主人が一人で切り盛り。事前情報ではご夫婦で営まれているとのことだったが、夕刻の食事前のタイミングだったのでお一人でやられているのだろう。聞けばラーメンがお好きで以前より料理店を営んでいたようだが、今回初めてラーメン店として開業されたのだという。厨房の隅にはカバーがかけられた製麺機が置かれているが、いずれ自家製麺に変えるための準備だそう。連れも一緒だったので、ラーメンと味玉ラーメンを注文する。 黙々と調理をされるご主人は、まだ新しい厨房に慣れていない部分も見受けられるが、無駄な動きもなくラーメンのサーブも比較的早い。出て来たラーメンは既知感の強いビジュアル。白濁した濃度高めのスープは鶏が主体で豚骨が脇に回り、そこに魚介の旨味がガッシリと出た味わいで、ある意味ビジュアルから想像出来る味わいの範疇に収まっているもの。しかし雑味などもなくきめもこまかくていねいに作られていることが分かるスープだ。そして温度もしっかり熱々で出しているのも素晴らしいと思う。得てしてこの手のラーメンの場合、スープ自体の油分が高く、それに負けないように魚介の風味も強めに振ってしまい、さらにそれに負けないように醤油ダレも濃くなる、といったような悪循環に陥りがちなのだが、こちらではそれらがすべて「ほどほど」のところに収まっているのでスープを最後まで飲み干せる。これは作り手のご主人の嗜好や年齢も影響しているのかも知れない。惜しむらくは若干麺に対してスープの量が少ないことか。粘度があるのでただでさえ減りが早いスープなので、もうちょっと麺が泳ぐ程度にスープ量はあった方が良いのかもしれない。 大成食品製という中太のストレート麺はつるつるした食感と密度が詰まった味わいで、こちらもこのタイプのラーメンではよく使われるものだが、いつも思うが大成のこの手の麺は本当に美味しい。茹で加減は丁度よく、妙に硬く上げていないのも好感が持てる。具は柔らかなチャーシュー一枚に、三角にカットされた海苔、細めに裂かれたメンマ、白ネギ。具については特筆すべき点はないが、必要最低限の具材しか乗っていないので、個人的にはチャーシューやメンマにもう少し存在感が欲しかったとも思う。 基本的には並びにある「せい拉(元つなみ)」に近いベクトルを持ったラーメンではあるが、全体として優しくまとめている一杯でとても美味しかった。今後もメニューが増えそうだし(連休よりつけ麺が開始したとのこと)、また足を運ぼうと思えるお店の登場だ。(Ricky) Tweet Check 2011.4.13 |