進来軒


進来軒

ジャンル
中華

基本メニュー
ラーメン(480円)

場所
千葉市稲毛区天台5-6-5

電話
043-251-0204

営業時間
11:00〜15:00,17:00〜20:30

定休日
月・第3火

アクセス
千葉都市モノレール線「穴川」駅下車。16号と反対側に出て三菱自動車脇の小道を入り信号を左折し、千草台団地へ。団地へ向かう道沿いセブンイレブンを左折しすぐ右折。丁字路を左折、道沿い左側。
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 この店は知り合いの女子高生からのタレ込み情報で知った。「ここのラーメン、安くて超美味しいですよぉ」ということで、早速足を運んでみた。っていうと以前ご紹介した「華庸軒」と同じなのだが、違うんだこれが。いや、教えてくれた子は同じなのだが、今度の店はちょっと違うんだ、これが。

 店の名前は「進来軒」。千草台団地の商店街の裏路地に位置するこの店。見た目は普通の中華屋さんである。カウンターは8、テーブルは4席のものが4つ。そして奥には座敷である。出前迅速の文字も踊る。厨房では初老の男性と中年の女性が真剣に仕込みの作業をしている。野菜を刻んだり、お皿を洗ったり、仕事に無駄がない。女子高生のお薦めは「札幌特製味噌ラーメン」だったが、私は敢えて「ラーメン」を頼んだ。それは何故か。

 「来々軒」というラーメン屋さんの名前は、一度は聞いたことがあるだろう。高級な中華料理は庶民に取っては高嶺の花、そんな時代に浅草の町で安くて美味しい中華料理を提供した、「町の中華屋さん」のはしりである。そして中国の麺料理を醤油で味付けし、東京ラーメンの原型を作った功労者がこの「来々軒」なのである。商標の期限を失ってしまった瞬間に、雨後の竹の子の様に関係ない店が「来々軒」を名乗っているが、全て元々の店とは一切関係がない。また本家のお店も残念ながら今はない。

 しかし、その流れを汲む店がたった1軒だけ、今も営業を続けているのである。それがこの「進来軒」である。正に幻の一杯、東京ラーメンのルーツの味が千葉に生きているのである。

 ラーメンについては、多くは語らない。能書きだらけのお店や、水や素材にこだわったという専門店のラーメンと同列に論じるべき店ではないからだ。もちろん、麺は縮れた麺で、澄んだ醤油スープは鶏ガラなどの旨味が溢れ、幻の具「なると」もしっかり乗る。うずらの玉子が乗るのは中華麺の名残であろうか。いずれにしても、皆さんが想像する東京ラーメンの原型がここにはある。地元の人しか知らないような裏路地で、ノスタルジックにラーメンを啜る至福の瞬間がある。それだけで十分ではないだろうか。

 一品料理も充実、「進来メン」は野菜のあんかけが乗った人気メニュー。また店主お薦めの「札幌特製」は、ニンニクなどで炒めた野菜がたっぷり乗るラーメン。こちらもぜひ食べて頂きたい。ちなみに食後にコーヒーかアイスクリームのサービスがある。すごく嬉しい。(Ricky)

2000.10.18