ラーメンたいふう


外観(10.3.29)

ラーメン(05.9.18)
白いたいふう(10.3.29)

黒いたいふう(10.3.29)
赤いたいふう(10.3.29)

基本メニュー 白いたいふう(750円)
所在地 船橋市浜町2-1-1
ららぽーとTOKYO-BAY WEST4F
電話 047-437-0009
営業時間 11:00〜22:00
定休日 ららぽーとに準ずる
アクセス JR京葉線「南船橋」下車。ららぽーとTOKYO-BAYへ。WEST館4Fレストラン街。


 オープンして5年になるこの店。3年前には京成大久保に2号店、今年は新業態の3号店を出店と着実にお店を増やしているが、新しいお店を追いかけていて元々の本店に随分ご無沙汰していることに気づいた。というわけで随分久々に訪問。5年前と比べてららぽーとも改装が進んでいるが、WEST館はまだ改装の手が着いておらず、真新しい他の施設に比べてここだけが薄暗い雰囲気で、レストラン街も空きテナントがあったりと何だか寂しげだ。しかしこの店だけは実に元気に営業をしていてちょっとほっとする。

 メニュー構成は「白いたいふう」(750円)「黒いたいふう」(750円)「赤いたいふう」(850円)「黄色いたいふう」(850円)の4種が基本になっている。白はいわゆる基本となる豚骨醤油ラーメンで、黒はマー油を浮かべたニンニクテイスト、赤は辛ダレを和えたネギが乗る辛ネギラーメン、黄色はカレーラーメンだ。麺はすべて浅草開化楼の麺を使用しているが、白と赤、黄は中太麺で黒だけがバリカタカラス麺という極細麺。これってカラス氏が言うところの「なんちゃって博多麺」のことかな?

 まず基本の「白いたいふう」。看板には豚骨醤油という文字と一緒に豚骨野菜の文字もあるが、まさに豚骨野菜という言葉に相応しいスープになっている。豚骨の甘みと一緒にかなり強烈に感じるのが野菜の甘み。カエシも決して弱いわけではないのだが、この二つの甘みがしっかりと感じられる独特のスープだ。いわゆるベジポタともまた違うが明らかにベジスープの範疇に入る味わい。これを豚骨醤油と言ったらちょっと無理があるかも知れないが、豚骨野菜という言葉はしっくり来る。麺は浅草開花楼の中太麺でちょっと固めに上げてあり、食感も歯切れが良くスープとの絡みも良い。具はチャーシュー、刻みネギ、モヤシと相変わらずこれは少なめ。青い野菜などがないからだろうか、非常に寂しいビジュアルになっている。このインプレッションは5年前とまったく一緒。丼が黒くなったことでビジュアルとしては以前よりも締まりが出たが、やはり750円のラーメンの顔ではない。ビジュアルだけが惜しいな。

 他のメニューも食べてみたが、辛ネギが乗っている赤も面白かったが、特に印象に残ったのは「黒いたいふう」。このラーメンだけがいわゆる九州豚骨的に細麺で替え玉を食べさせるパターン。マー油も効いていてビジュアル的にも味的にもインパクトがあり分かりやすい。豚骨野菜スープは人によっては甘さが気になる人もいるだろうが、黒はマー油の塩度もあってキリッとした味わいになっている。ザクザクとした食感の麺も軽やかで美味しい。ラーメン好き的に見て、個性的なのは間違いなく白なのだが、一般受けしそうなのは黒ということころかな。しかしどのメニューも美味しく上手にまとめてある印象。この立地が非常にもったいない。(Ricky)

2010.3.29


 TOKYO-BAYららぽーと、元船橋ヘルスセンター。いつの時代も千葉県民を虜にし、県外の人間からは千葉の代名詞として君臨する施設である。もちろん全国でも有数の広さを誇るSCだけあって、飲食店も充実しており、このサイトでは紹介していないが、「博多ラーメンふくちゃん」「紅虎餃子房」「刀削麺大陸」「聘珍茶寮」などといった店でラーメン、中華麺の類を食べることが可能である。またフォーを出している店も数軒ある。

 そんな中、ちょっと食指が動いたのがこの「たいふう」である。能書きによれば『東京・五反田の人気店 ラーメン「がん」二代目安藤健二のもと修行。後、秘伝のタレ・スープを伝授してもらい、独自に改良を重ね今、ここに完成。』なのだそうだ。東京のラーメン事情には明るくないのだが、がんという店は西五反田に2軒あるようで、豚骨醤油のお店の流れを汲んでいる模様。せっかく秘伝のタレとスープを伝授して貰ったのなら、独自に改良なんかしなくてもいいのに(^^; などと要らぬ突っ込みをしてしまう。しかし突っ込みたくなるほどに店の前で待たされた。日曜日ということもあったのだろうが、とにかく混んでいるのである。お向かいの「びすとろたける」と行列を競っているかのようだ。客の滞留時間は明らかに向こうの方が長いので、こっちの方が人気ということか。

 30分ほど待ってようやく入店。外からは店内をうかがい知ることが出来なかったのだが、外観からイメージしていたよりも遙かに狭い店内。4名用の丸テーブルが4卓に、壁に面して設置されたカウンターが8席分。そこがカウンターを除いてほぼ満卓になっている。カウンターを空けてあるのは、1名や2名客を流すためだろう。メニューに目をやると「ラーメン」(680円)から始まり、「のりラーメン」「味玉らーめん」(各780円)「チャーシューメン」(880円)とある。中盛(1.5玉)が100円増し、大盛(2玉)は200円増し。また「ねぎチャーシューごはん」(280円)などのごはんモノも数点ある。また200円でドリンクバーがあるのも面白い。もちろん基本メニューの「ラーメン」を注文する。

 席数が20数席で、基本的にフロアを1人ないし2人で回しているのだが、いかんせん回し切れていないのか回転が悪い。日曜の昼過ぎだから仕方のないことかも知れないが、もう少し回転をあげる工夫が欲しい。しばらくして「ラーメン」が登場。想像していたよりも意外に本格的な豚骨醤油味。濃度も結構あって、重みもあるスープである。しかし妙にカエシが甘いというか、スープが甘いというか。細かく刻まれたネギとタマネギがなかなかいい。チャーシューは可もなく不可もなく。麺は浅草開化楼の平打ち麺で、硬めに茹で上げられていて食感も悪くない。メニューにも硬めであげている、と注意書きがされている。

 と、ここまではまぁいいとして、っていうか、ここまでしかないっていうか。驚いてしまったのだけれど、680円のラーメンで具がチャーシューとネギ、海苔だけなのである。別に具を一杯乗せてなきゃダメとか、味玉くれとか、そういうことではなく、単純に680円のラーメンの顔ってモノがあるじゃないですか。その顔をしていないラーメンなのである。せめてメンマが入るとか青菜入れるとかあるでしょう、といった意味での失望感が漂っている一杯であった。麺もスープも普通に喰えるレベルだけに、このビジュアル、この具材での680円は割高に感じてしまう。惜しい。(Ricky)

2005.9.18