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2001年大晦日に行われた「濃厚とろ塩」イベントから始まった、大晦日千葉ラーメンイベント。千葉県内の人気ラーメン店が一つの厨房に入って一杯のラーメンを作るイベントは、誰もが無謀で出来ないことだと思っていた。それに最初に取り組んだのが小松征司、松井一之、小林昌弘、中田唱義の4人。彼らはそれぞれが自分の腕に自信を持ち、ラーメンについてプライドがある職人たち。当然ぶつかり合いながらの共同作業が繰り返された。その結果、千葉拉麺四天王として一つのチームと呼べる程の結束力が出来た。イベント開始の数時間前から浦安マルバに出来た長蛇の列、千葉でもラーメンイベントが出来るということを証明した瞬間だった。 そして2002年の大晦日には千葉拉麺四天王が再結集。そして厨房には四天王のみならず様々なラーメン店から応援に駆けつけた店主たち。千葉のラーメン店の横の繋がりが広がっていることが実感出来た。そしてその広がりは2003年のコラボレーションラッシュへと続いていく。麺魂、拉麺戦隊東葛V、TEAM04、PASSION!…毎月のように様々な場所で繰り広げられるコラボレーションイベント。そして大晦日イベントでは、県内10店主が一堂に会して2つのラーメンを創作した。集まったラーメン好きの方たちの数も年々増え、千葉の大晦日ラーメンイベントは定着した。と同時に、もはや合作は千葉では「当たり前」のことになっていた。 四天王が道を作った横の繋がり。イベントに参加してきた千葉のラーメン店主達は普段からお互いにお店に足を運んだり、交流を深めてきているせいか、年々作業も早くなり、合作も非常にスムーズに進んで、ラーメンイベントもそつなくこなせるようになっていた。だからこその原点回帰。だからこその初心不忘。もう一度初心に返った、緊張感のあるイベントをして参加して下さるお客さんに感動して貰いたい。千葉のラーメンイベントが次の段階に進む4年目。 千葉恒例のイベントにはなった。しかしこれまで千葉にこだわってきた割には、実際のラーメンに「千葉」を意識させたことはなかった。もちろん「ご当地ラーメン」は仕掛けて根付くような性質のものではなく、自然伝播的に広がっていつしか「あぁこれがこの土地のラーメンなのだ」と気づくもの。と同時に地元の特産品や素材を主役に据えたラーメンでは全国で認知されない。普遍的なテーマで千葉を表現しなければ、ご当地ラーメンにはなり得ないのである。その無理だと思われる「ご当地ラーメンの創作」。これは今までとは違った、難しくやりがいのあるテーマではないだろうか。 今年のイベントのテーマは「千葉」。千葉のラーメン屋さんが集まり、千葉の新しいご当地ラーメンを作る。今までにない解釈で「千葉」が表現されている一杯のラーメン。大晦日に向けて、プロジェクトが静かに始まろうとしていた。 |
