1:千葉拉麺四天王、再結集

 2004年8月某日。浦安に3人の男が集まった。松井一之(13湯麺)、中田唱義(末広家)、小林昌弘(必勝軒)。千葉拉麺四天王の面々だ。今年の大晦日、千葉ラーメンイベントをどのようなイベントにするのか。これまでの3回の大晦日イベント同様、今回も四天王によるミーティングでイベント方向性を決めていく。これまで数々のビッグイベントを成功させてきた四天王だからこそ、イベントの怖さや難しさも熟知している。と同時にコラボレーションで得られる充実感や、ビッグイベントの達成感を誰よりも理解しているのも千葉拉麺四天王なのだ。

 これまでの3回の大晦日イベントを一つ一つ振り返り再検証することからこの夜の打ち合わせは始まった。動員数、行列の長さ、回転時間、会場、スタッフ配置、売上げ、経費、厨房設備、全てのデータを引っ張り出して、問題点を確認していく作業は深夜にまで及んだ。

「始めに杯数ありき、という勢いだけではなく、やはり長いことお待たせして食べていただくのに見合った一杯を作りたいですよね」中田がこうつぶやいた。「期待して集まって下さるんだからね。中途半端なものじゃダメだよね」松井も同調した。

 「イベントで新しい出会いがあって、私もそれが刺激になった。だから今年も参加されるラーメン店の方がお互い刺激になるようなイベントにしたいですね」小林は合作イベントの意義をこう語った。

 4年目になる大晦日ラーメンイベント。このイベントが様々なラーメン屋さんの新しい出会いの場になるようにと、昨年同様今年も千葉拉麺四天王でのイベントではなく、四天王としてはサポート役に回ることで意見が一致した。そしていよいよ大晦日に向けて、プロジェクトは静かに始動したのである。


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