取材こぼれ話。

千葉ラーメンスタイルのコンセプト

 新しい連載のアイディアは、私のみならずスタッフとのミーティングで決まる事が多い。千葉ウォーカーの編集長はラーメン連載については基本的に信頼してくれているので、まずは好き勝手にコンセプトを立てさせて貰ってそれを提案する。皆で下らない話をしている中で出てくるアイディアを具現化していくことがほとんど。今回の新連載についても、私、CW編集部高根澤氏、カメラマン山西氏、ライター見習い政金嬢の4人で謀議を重ねた。

 私は基本的に何をするのでも「振り幅」というものを考えている。それは過去の連載の遍歴を辿ると分かりやすいだろう。「千葉ラーメン探偵団」→「千葉拉麺文庫」→「千葉ラーメン研究所」。軟→硬→軟というように、それまでのスタイルを否定していくことで、新しいものを構築していく。だから当初から新連載は「オチャラケなし」ということは固まっていた。

 私が提案したのは「スタイリッシュ」「脱ウォーカー」というコンセプト。実際これまでの連載も情報誌の中では異端のアプローチを取った連載ばかりではあったが、より大胆に変化したいと思った。内容もさることながら見せ方としてお洒落に見せたい。カメラマン山西氏が何度もラフをひいてはカット割りやページの構成のアイディアを目の前で書く。そこにCW高根澤氏が編集サイドからの突っ込みを入れる。そのような過程を経て生まれたのが今回の「千葉ラーメンスタイル」。私はこれまでの連載はもちろん、ホームページなども含め「千葉ラーメン」という言葉の響きにこだわりを持っている。このお洒落な連載名はその意向を汲んで高根澤氏が命名したものだ。そこには「スタイリッシュ」な連載という当初の意味だけではなく、新しいラーメンを食べるスタイルの提案という意味も込められている。