第14回:麺屋花○(五香) |
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ラーメンと焼き鳥昼と夜二つの顔を持つ寺子屋系ラーメン店 松戸市五香の駅前にある焼き鳥店「日比谷鳥こまち」。備長炭でじっくりと焼き上げた串焼きと酒が楽しめる地元でも人気のお店なのだが、昼になると本格的なラーメンを提供するラーメン店へと変貌を遂げる。それが「麺屋花○」である。この店では焼き鳥店を営業していない昼の時間帯に、看板を付け替えて「ラーメン店」として営業をしているのだ。 とは言っても、ただ焼き鳥店が昼の空き時間を使って片手間でラーメンを出しているわけではない。店主の遠藤氏は地元「五香さくら通り商店会」が空き店舗対策事業として立ち上げた、ラーメン店養成塾「らーめん寺子屋」の1期生。人気店「13湯麺」の店主松井一之氏の指導のもと、ラーメン作りのノウハウを一から学んだ経験を持ち、その技術は折り紙付きである。 しかし、昨年9月にラーメン店を始めた頃は、味に納得が行かずスープを仕込んでも店を開けないこともしばしばあったそう。それは寺子屋1期生としての誇り、そして焼き鳥店の遊びとは思われたくない、真剣にラーメンに取り組んでいる強い思いから。 焼き鳥店の営業が終わった後、店に泊まり込んでスープの仕込みをすることがほとんどで、ラーメン店を始めて以来家に帰ることはほとんどなくなったとか。日々ラーメン作りに没頭した結果たどりついた味は、鶏のうま味がしっかりと出ていながら後口はあっさりの老若男女に愛される味。カツオの風味がほのかにただよう甘めの醤油味ラーメンは、どこか日本そばを思わせるが、鶏の手羽や皮から出る鶏油が表面に浮き、和風のスープに豊潤な甘さを加えている。このようにラーメンの素材に良質の鶏をふんだんに使えるのは、焼き鳥店を営んでいる遠藤氏ならではのアドバンテージだ。 昼はラーメン、夜は焼き鳥。2つの顔を持つ新しいスタイル。そして週末の深夜にはラーメンも出す焼き鳥店に。その時々で色々な楽しみ方が出来る店。それが花○なのだ。 |
