第19回:千葉拉麺倶楽部「拉通」(稲毛海岸)

ラーメン業界初?超ニンニクラーメンの衝撃的なスープ

とはガーリックの頭文字。ニンニクでスープを取るという今までにないアプローチのラーメン。私がプロデュースするラーメン店、拉通の新作Gのことである。拉通とは既存のラーメン店の場所を使い、土曜と日曜のみ週末限定営業という一風変わったラーメン店だ。

 2003年の開業以来、この店ではオーソドックスなスタイルのラーメンだけではなく、常に新しいスタイルのラーメンも発表し続けてきた。ラーメンといえば、動物系の素材でスープを取り、そこに醤油や味噌などの調味料で作ったタレを合わせて醤油ラーメンなり味噌ラーメンが出来上がる。これまで数多くのラーメンがこの世に生まれてきたが、そのほとんどは「醤油」「味噌」「塩」など調味料の味がラーメンの味とカテゴライズされる。そうではない強烈な素材の味を主役に据えたラーメンは作れないか、たとえば九州発祥の「トンコツ」ラーメンのような。それがこの「ニンニク」ラーメンの発想の原点だった。

 スープはニンニクをじっくり煮込んだいわば「ニンニクポタージュ」。しかしそれだけでは飲めないので、豪州産の良質な仔牛の骨で取ったスープをブレンドした。具はニンニクバター煮、スライスニンニクソテー、ニンニクの葉、フライドガーリックとニンニクづくし。仕上げにはマー油(ニンニク油)と生ニンニク絞りと、ニンニクを徹底的に使ったラーメンになっている。一杯のGに使用しているニンニクの総量はおよそ7個。7片ではなく7房である。

 1日20杯限定のメニューは早々に売り切れてしまうほどの人気だが、ぜひ一度新しいラーメンのスタイルに挑戦して欲しい。しかし食べた翌日、周囲の人に鼻をつままれることだけは間違いないので覚悟せよ。