2018年9月、ちはら台にオープンした新店。以前「まるきんラーメン」があった跡だろうか。店主は静岡沼津の麺屋卓朗商店出身で、JACKをやられていた方とのこと。どちらも未訪なので真っさらな状態でお邪魔した。一度オープン直後に来たのだけれど電気トラブルか何かで振られたのでリベンジとなる。
基本の「丸鶏中華そば」はその名の通り、鶏油が香る清湯丸鶏スープが印象的な一杯。カエシは優しめのバランスでファーストインプレッションはかなりおとなしい感じ。いい言い方をすれば丸くて優しい、悪い言い方をすればややぼんやりとした印象のスープだが、中盤から後半にかけて塩度がちょうど良くなって来る。麺は細ストレートで、スープとの相性は悪くない。具材は特筆すべき点はないが、やや750円のラーメンのビジュアルとしては弱いかな。
全体的に丁寧な作りであることは間違いないが、やはり気になるのはスープ。地域性を考えてこのくらいのバランスを良しとしたのだろうが、昨今の旨味と生醤油の強い淡麗清湯醤油ラーメンを食べ慣れている舌には、旨味と調味の点でやや物足りなく感じてしまう。それがこの場所でどう受け止められるかが気になる。
東京のラーメン好きがわざわざ足を運ぶ程ではないと思うが、近隣に住む人には普通にオススメ出来る、そんなラーメン。オープンしてまだ一ヶ月足らずなので、時間を置いて再訪して、また違うラーメンを食べてみようと思う。
中華蕎麦 円雀
市原市ちはら台南2-29-10
11:30〜14:30,18:00~21:30
水曜定休
京成線「ちはら台」駅より徒歩15分
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