三代目 沖食堂(巌根) 2022年4月オープン。昭和30年創業の久留米を代表する老舗『沖食堂』の暖簾分け店が木更津に爆誕。久留米出身の店主は沖食堂が大好きで、沖食堂が代替わりのタイミングで勇退される二代目に直訴して暖簾分けを許された。 豚骨と鶏を羽釜で炊いて呼び戻し製法で仕上げるスープはややクサのライトなシャバとんで、タネとなるスープは沖食堂の本店から持って来たとのこと。程よい豚骨臭を持ったスープは骨や油の旨味もしっかりある。久留米製麺から直送される沖食堂と同じオリジナル麺で、タレも丼も沖食堂と同じもの。替え玉も無ければ麺の硬さも選べません。うんうん、正しいわぁ。これでいいのだ。 久留米の本店とかなり近い味わいで関東向けにローカライズされていないのが良い...2022.05.13 06:00REVIEW木更津市
博多長浜らーめん一途(上総清川) 2019年11月オープンの宿題店に、コロナ禍ということもあってようやくの訪問。JR久留里線の上総清川駅から徒歩圏内。木更津北ICからもすぐ。ここって以前「活力亭」の清川店があった場所かな。 純然たる長浜ラーメンとして捉えれば、博多長浜ラーメンというのもおかしいし、魚介長浜や海老塩などのメニューがあるのも気になるが、ここは福岡ではなくて千葉木更津。ローカライズされていて当然のこと。そして結論から言えばラーメンもしっかりとしたものだった。 濃度があってほんのりと熟成香も漂うスープに、28番か30番くらいの極細麺。茹で加減は「カタ」でお願いしたが、ちょうど良いカタ加減。家系を思わせる大判の海苔が一枚付いて来るが、スープに浸らずに別添にな...2022.05.13 05:00REVIEW木更津市
【閉店】白河ラーメンみちのく(祇園) 千葉でいち早く白河ラーメンを提供した「白河ラーメンみちのく」が11月末をもって閉店する。いつも閉店の知らせを聞いて思うのは、もっとたくさん来ていれば良かったということ。しかし、だからと言って閉店すると聞いて駆け付けることで、本来この店に来るべき常連さん達にご迷惑をかけるのもと、いつも悩んでしまう。 とはいえ店主の鶴岡さんとは長いお付き合いになるし、お手紙を頂いたりいつも気にかけて頂いていた事もあって、やはり閉店前に御礼を言いに行かねばと思い馳せ参じた。土曜日の夜ということで、きっと満席なのだろうと思ってお邪魔したら、ちょうど前客が出て来るところでタイミング良くスッと入れた。しかし後から次々と地元のお客さんがまたやって来る。 店に入...2016.11.05 11:00CLOSED木更津市
千葉房総 麺のマルタイ(祇園) 木更津の人気店「ブタソバ屋」が今年2月にリニューアル再オープン。これまでのガッツリ系ではなく、無化調煮干しラーメンをコンセプトに据えた形になった。看板メニューであろう「背脂のこく煮干らぁめん」のレビューはこちらを参照のこと。このレビューではもう一つのウリであろう「比内地鶏の煮干らぁめん」を。 こちらは比内地鶏と煮干しを使用したスープで、味の構成が背脂の方よりも複雑で深みがある。背脂がない分さっぱりと味わえるが、力強さとしてはこちらの方があるかも知れない。醤油ダレを優しく当てて、鶏と煮干しの旨味を引き出すようなバランスで。麺は2種類から選べたようだが、こちらも太麺をセレクト。こちらのスープにも申し分なく合っているが、背脂を太麺で食べ...2016.11.03 11:00REVIEW木更津市
千葉房総 麺のマルタイ(祇園) 木更津の人気店「ブタソバ屋」が今年2月にリニューアルし、無化調の煮干しラーメン店にシフトした。9ヶ月の放置プレイの後ようやくの訪問に「やっと来てくれましたね」とは店主の太田和氏。「渡なべ」「せたが屋」などの人気店で経験を積んできた人物で、2011年に「麺や七彩」にいた弟と共に独立して「自家製麺ばくばく」を立ち上げた。現在は弟が「ばくばく」兄が「マルタイ」をやっている。マルタイは◯に太の字なので、苗字から取った店名なのだろう。 取り敢えず店のイチオシと思われる「背脂のこく煮干らぁめん」(730円)を。スープ自体は煮干しをふんだんに使用した、粘度もなく軽めながらも煮干しの旨味がしっかりと感じられるもの。そこに上質の甘味ある背脂がビッシ...2016.11.03 11:00REVIEW木更津市