日本の中華そば 富田@成田空港「中華そば」830円

 松戸の人気店「中華蕎麦とみ田」の新業態にして、とみ田グループとしては成田エリア初出店の新店が11月17日オープン。成田空港第1旅客ターミナル中央ビル「エアポートモール」内にオープンした「NARITA Dining Terrace」の一角への出店で、他には「永坂更科 布屋太兵衛」「新宿さぼてん」などのビッグネームと軒を連ねている。ターミナルビルの出国前エリアなので、飛行機に乗らなくても利用が可能だ。

 この店はとみ田としてはこれも初となるFCによる店舗ながら、とみ田の熟練スタッフが厨房に入る模様。さらに初日には店主の富田氏自ら厨房に入って陣頭指揮を執っていた。メニューはあっさり系の「中華そば」と、とみ田の代名詞でもある濃厚系の「つけ麺」の二枚看板体制。まずは「中華そば」を頂くことにする。

 今回の出店にあたり、富田氏とFC側でどんなラーメンを出すか話し合った際、日本の玄関口であるから日本のラーメンと海外の人に認知されている「豚骨」はどうか?というアイディアがFC側からあったそうだが、だからこそ昔ながらの醤油ラーメンを出すべきと考えたのが富田氏。私も個人的には富田氏の考えに同意する。やはり日本のラーメンの原点はこういうラーメンだもの。

 一見このメニュー構成はららぽーとなどに展開している「松戸富田製麺」と同じように見えるが、実は設計そのものが異なる。富田製麺では鶏をベースにしたスープだが、こちらは豚ガラの旨味をしっかりと出した、いわゆる昔ながらの中華そば。ノスタルジックラーメンの大半は実は豚の旨味や香味野菜が旨味の中心になっているのだが、そこを狙って磨き上げたようなスープに仕上がっている。醤油ダレも比較的強めに当てていて、スープの表面に浮かぶ油も別取りせずに寸胴の上に浮いた油を使う。麺はしなやかな自家製細ストレート麺をしっかりと茹でて。

 昨今の鶏中心生醤油的な清湯淡麗系とは違って、いい意味での猥雑さや下品さがあるのが実に良い。上品に作っているのだけれど、綺麗すぎない、遠くに「支那そばや」を思わせるような。そうそう、ラーメンってこういうのよね、という。いやいや、これは個人的にかなり好みでオススメの一杯だ。


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