【閉店】麺との出会い(八街)

 今年2月オープンの新店にようやくの訪問。こちらは太陽堂@西立川で経験を積まれたご主人が独立し立ち上げられたお店。居酒屋の居抜きと思しき小上がりもある小さなお店を、かなりビビッドなカラーリングを配して、アメリカンポップアートのポスターやグッズを所狭しと置く事で、何とも言えないカオスな空間に仕上げている。まぁ、店名からそもそもカオスだけれども。
 基本メニューである「しょうゆとの出会い」は、豚鶏メインの白濁スープに魚介出汁がプラスされたスープで、角がなく円い口当たりで塩度も低め。やや縮れた中細縮れ麺は、割とスープを弾くのでスープとの相性は今ひとつ。程良く味が染みた柔らかなチャーシュー、スパイスで調味したメンマなど、具材などの仕事ぶりも丁寧さが伺えるもの。こってり豚骨系かすっきり清湯系の両極端が比較的多い千葉で、このタイプのラーメンは意外に少なかったかも。
 誠実で手抜きない味もさる事ながら、温かみある接客が心地良い。ラーメン好きがわざわざ遠方から足を運ぶほどの店ではないとは思うが、何よりこういう店は地元の人に愛される店になってくれたら嬉しいなぁと思うのだ。

麺との出会い
八街市大関240-1

11:30~20:00
火曜定休
JR線「八街」駅より徒歩25分

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