2015年12月オープンの店にようやくの訪問。場所は下総中山駅南口を出てすぐの場所。赤いテント屋根やら雷文の文様やら朱雀という店名やら、どうみてもド中華なイメージだが、そのファサードや店名とは裏腹に、店内は白を基調にした明るい雰囲気で清潔感があって、細部にわたり細かな配慮がされている。
店名にもあるようにこちらは鶏のラーメンのようで、清湯と白湯があるが初訪なので清湯の塩味をオーダー。澄明な鶏スープは塩ダレがなかなか効果的に使われて、重層的な旨味を構築している。スタートはちょっと塩角が立って感じられたが、割と早い段階で慣れてきた。麺は三河屋の全粒粉低加水麺だが、個人的にはもう少し茹でた方が良いと思うな。２種類のチャーシューは煮豚と低温調理のローストポークと火入れの仕方を変えたり、盛り付けも含めて仕事が丁寧。ラディッシュスプラウトは視覚的にも味覚的にも効果的なアクセントになっている。
接客も実に丁寧で、テーブルウォッチも完璧。帰りには引き戸まで開けてくれた。それだけにこのファサード、デザインが惜しい。駅前立地だしそこを変えるだけでもっと幅広くお客さんが入りそう。今の感じだと店に入って「なんだよ、チャーハンねぇのかよ！」と言って帰ってしまうお客さんがいそうだな。
鶏そば 朱雀
船橋市本中山3-14-21
11:00〜15:00（LO）,17:00〜23:00（LO）※変動有、要twitter確認
月曜定休
JR線「下総中山」駅より徒歩１分
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