古くからのラーメン好きの方にとっては懐かしさを感じるであろう「九十九ラーメン」。かく言う私もラーメン食べ歩きを始めた頃は、仕事終わりに夜な夜な千葉から恵比寿にまで車を飛ばしたものだ。
その後、2000年に津田沼にも出来たことによって恵比寿に行くことは減ってしまった。一時はかなり店舗数を増やした九十九ラーメンだったが、現在は恵比寿と津田沼の2店舗のみ。最近、飯田橋に久々の新店を出したと思ったが閉めていた。正式名称は「九十九とんこつラーメン」だと思っていたが、どうやら最近は「九十九ラーメン」が正しい店名らしい。
ラーメンバブル華やかなあの頃、もちろん九十九の看板メニューといえば「◯究チーズ」だった。しかし、当時は数量限定メニューだったこともあり、仕事が終わってから深夜に行ってもいつも売り切れ。だから私のファースト九十九にして当時良く食べていた九十九といえばこのノーマルラーメンだった。
豚骨と言いながらも鶏も入り、さらには野菜の甘味も加わったコクのあるスープは今も健在。程よい縮れをもったオリジナルの多加水麺は、その形状に東京であることの主張を感じさせるもの。当時、九十九や屯ちんを食べた時に「これが東京スタイルの豚骨ラーメンか」と合点がいったものだった。
私にとって九十九ラーメンはいわば「青春の味」。もちろん年齢的にはとっくに大人になっていたのだけれど、毎日ラーメンの食べ歩きでワクワクしていた頃の思いが蘇る特別なラーメンなのだ。それが今もこうして、しかも千葉で食べられることがとても嬉しい。
九十九ラーメン 津田沼店
船橋市前原西2-21-6
11:00〜翌5:00
年中無休
JR線「津田沼」新京成線「新津田沼」各駅より徒歩5分
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