【閉店】千葉そば 幸(栄町)

 2023年3月オープンの新店へ早速の訪問。最寄駅はモノレールの栄町になるのだろうが、千葉駅から徒歩圏内。富士見みゆき通りの以前はガッツリ系の『ロケットパンチ』があった場所。「新感覚の日本蕎麦風らーめん」を謳っている。来週には公津の杜にも新店が出来る予定とのこと。動きが随分と早いが資本系なのだろうか。触れ込みとしては「京都の老舗料亭で修業を積んだ店主」とのこと。

 メニューは醤油、塩のラーメンとつけ麺、まぜそばで、あとは限定メニューも出す予定のよう。基本となる「そば」が600円とかなり安かったので確認したところ、ネギだけが乗るいわゆる「かけそば」だとのことなので、具の乗っている「千葉そば 黒」をオーダー。こちらは900円。
 スープは若干の油が浮く以外はほぼ日本蕎麦のつゆで、動物系の旨味はなく鰹などの旨味と醤油の香りが出たもの。麺は菅野製麺の低加水細麺で、やや灰分もありザクっとした食感が楽しい。具材は鶏つくね2個と九条ネギ、とろろ、海苔、わさび。つくねは火はしっかり入っているものの、食感が今ひとつで肉の旨味にも欠けており残念。つくねとしての完成度がもっと高いと良いのにな。卓上に天かすが置かれているのは、たぬきそば好きの僕にとっては嬉しい。

 「蕎麦とラーメンの融合」がコンセプトだそうだが、これを新感覚のラーメンと捉えるのか、蕎麦なのかラーメンなのか分からん中途半端なものと捉えるのかは人それぞれだと思うが、個人的には現状だと日本蕎麦のつゆに中華麺を入れただけにしか感じられなかったので、わざわざこれを食べるくらいなら日本蕎麦屋で温蕎麦を食べるかな、残念ながら。

 とは言え、麺料理としては十分成立していることは間違いなく、やり方によってはラーメンの可能性が広がりそうなポテンシャルも感じた。いずれにしても再訪は必ずするだろう。次回は塩か牡蠣の絡めそばを食べてみたい。

千葉そば 幸
千葉市中央区富士見1-8-5 
11:30〜20:00/金土11:30〜22:00
不定休
千葉都市モノレール線「栄町」駅より徒歩1分。JR線「千葉」駅より徒歩5分


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