2024年1月オープンの店へようやくの訪問。こちらは隣接する『カレーショップ22』のラーメン業態で、そのカレー店でもラーメンを出していたのである意味スピンオフ的な。店に入ると懐かしい顔がにこやかに出迎えてくれた。
店主の荒川さんは稲毛の『屋台拉麺一’s』を立ち上げ、のちに八千代台で『拉麺屋恒麺(きっちん恒麺いやしや)』を営んでいた人。怪我をしてラーメン業界から久しく離れていた荒川さんだが、久々にラーメン業界に帰って来た。
引き出しの多い店主だけにラーメンの種類がとにかく豊富。ラーメン4種類につけ麺2種類、まぜそば1種類。他に季節限定の冷しメニューもある。取り敢えず基本の「らーめん」は牛、豚、鶏の動物系素材にアゴ出汁や魚節などの魚介系素材、乾物などを使ったスープに、村上朝日製麺の「春よ恋」を用いたパツパツ麺の組み合わせ。
ユニークなのはこのラーメンに調味料を一切使っていないところ。チャーシューの味付けには醤油を使っているが、スープ自体には醤油や塩、味噌などの調味料を使っていないのだそう。しかし素材からしっかりと塩味が出ているので、ラーメンとして成立している。パツパツ食感の硬麺がこのスープに対する最適解かは分からないが、このラーメンでなければ感じられない個性になっていると思う。
そして荒川さんと言えばやはり「牛すじ」なので、「辛すじ飯」も。結構辛めの味付けだがご飯が進む進む。後半にラーメンのスープを注いで食べるのが荒川さんオススメの食べ方。国産牛A4A5クラスの牛すじを使っているそうで、かつての「すじこん飯」とはまた違ったアプローチが楽しい。
『一’s』や『恒麺』時代とは違う設計ながら、やはり同じ人が作ると同じニュアンスが感じ取れる。これがラーメンの面白いところ。何しろメニューがたくさんあるのでまた来なければ。隣のお店もカレーも食べなければ。こっちのお店でミニカレーで出してくれないかな。
麺屋22ふぅふぅ
千葉市若葉区千城台西1-2-1
11:00〜14:00,18:00〜20:00/金土11:00〜14:00,18:00〜22:00
木曜定休(不定休あり)
千葉都市モノレール線「千城台北」駅より徒歩1分
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