ここ最近本八幡がまた熱くなっている印象がある。こちらは2020年4月にオープンした家系ラーメン店で、向かいにも資本系の家系店がある立地。新中野武蔵家系のお店で、軒先には酒井製麺の麺箱が誇らしげに積み上げられている。
店内に入れば赤いストレートカウンターに丸椅子。スタッフは白装束にタオル鉢巻。いいねぇいいねぇ。やっぱり家系はこうでなくちゃね。ここよところ千葉には立て続けに正統派家系が出来ていて、保守的家系好きの私にはたまらない。
家系に来たら海苔増しはマスト。丼も気取らない青磁の丼なのが良い。スープはしっかり骨の旨みを感じさせるもので、鶏油はおとなしめでカエシが強めのバランス。麺は武蔵家系なので酒井製麺の細麺を使っており、やや硬めの茹で上がり。麺量に対してスープがやや少ないのが、見た目的に少し残念。
チャーシューはなんと低温調理のしっとり柔らかなもの。このチャーシューがこのラーメンに合うのかは賛否分かれるところだろう。個人的にはやはりしっかり煮込まれた肩ロース肉が好みかな。細かな部分で嗜好と合わない部分はあれど、真っ当な美味しい家系ラーメンだと思うし、きっと再訪するだろう。
ラーメンの話ではないが、この店で特筆すべきはサイドメニューのご飯。武蔵家系なのでライスは無料なのだが、50円足すと「チャーシュー丼」にしてくれるサービスがある。軽くバーナーで炙った刻みチャーシューがそこそこ乗る。卓上には胡麻やマヨネーズの他に、ご飯用の刻みニンニクの醤油漬などという素晴らしいものも置かれているので、これはもう50円の満足感を遥かに凌駕する。是非海苔増し同様マストで注文されたし。
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