【催事】拉麺 久留米 本田商店(東武百貨店船橋店)

 福岡久留米の人気ラーメン店『本田商店』が、東武百貨店船橋店での催事『第22回 福岡物産展』(5月7日〜18日)に出店中とのことで陣中見舞いがてら足を運んでみた。6階の催事場はコロナ禍とは言え週末ということもあり、そこそこの人出。イートインスペースに真っ赤な暖簾が掲げられている。終了間際の時間を狙ったのでスムーズに入る事が出来た。
 メニューは「久留米ラーメン」のほかに、4日ずつ入れ替わりの限定メニューがある。この期間に出ている「ホンダラーメンスペシャル」はいわゆる全部乗せ。味玉、チャーシュー、手もみ海苔などがどっさり乗る、なかなかボリュームのある一品だ。
 国産豚骨だけをじっくり炊き上げたスープは、粘度は高くないが旨味が濃く、髄から絞り出したような味わいで、丼の底には骨粉がざらつくほど。久留米ならではの「呼び戻し」製法を催事でも頑なに守り、元種となるスープを店から持って来て、毎日フレッシュな豚骨スープを催事会場で炊いて合わせていく。お店でやっていることと同じことを催事場でもやっているのだ。ただしコンロの火力がお店とは違うので、寸胴を小さくして水も減らして、同じ濃度と乳化具合になるよう調整しているとのこと。
 切り刃24番のストレート麺は久留米から直送した自家製麺。豚骨もチャーシューも海苔も薬味のネギも全て福岡から送ってきたものを使う。送料を考えると現地調達の方がコストは下がるが、どうせやるならば店とまったく同じものを出したい、という店主の本田さんの想いがある。
 久留米の本店はもちろん、博多の支店や先月まで期間限定で出店していた池袋にも足を運んでいるが、同等のクオリティのラーメンを催事でも出していることに感動した。清湯ではなく豚骨でここまでしっかり作るのは大変だろう。そこには自分の店のみならず、久留米ラーメンの代表という意識があるはずだ。
 催事は18日(火)までで、連日18:30がラストオーダー。なお、最終日は15:30がラストオーダーなので注意して欲しい。

拉麺 久留米 本田商店(東武百貨店船橋店催事)
船橋市本町7-1-1 東武百貨店船橋店6F催事場

2021年5月7日(金)〜18日(火)
10:30〜19:00(LO18:30)/最終日10:30〜16:00(LO15:30)
JR線・東武線「船橋」駅より徒歩1分

0コメント

  • 1000 / 1000