市原市ちはら台の人気店「和風鰻麺八幡屋」が、2017年10月に全面リニューアル。老舗鰻店「八幡屋」の息子さんが鰻の骨や頭などを使って作る「鰻麺」で衝撃を与えてから早十有余年。旧店舗の敷地内に新たな上物を建てて、ハコも中身も店名までも一新しての再スタートを切った。かつての旧店舗はまだ看板がついたまま残っている。懐かしいなぁ。
看板メニューはこれまでのラーメンの延長線上にある「魚介とんこつ」と、昨年閉店した系列店の麺屋八角でも出していた「豚めん」、さらに「濃口中華そば」の3種で、これらを「八幡屋3大名物」としてメニューはもちろん店頭などでもパワープッシュしている。さらに、あっさり魚介、つけ麺、マー油豚骨、アリラン風、もうなんでもアリだ。
オープン当初は尖っていた印象のある旧八幡屋だったが、どんどんメニューも増えていって幅広い客層にターゲットを広げていた。そのメニューをより伝えやすくするにはこれまでの鰻屋の別館としての建物よりもラーメン店として作られた店の方が伝わりやすいし入りやすい。そういう意図があってのリニューアルなのだろうと思う。
リニューアルしたメニューの中で、この「魚介とんこつ」が一番旧八幡屋らしさを残している一杯になっている気がする。魚粉や節系などが効いた魚介豚骨スープはバランス重視型で飲みやすく普通に美味しい仕上がりになっているが、ラーメン好きやかつての八幡屋を知る人からするとちょっと物足りなさと一抹の寂しさが残るかも知れない。
らーめん八幡屋
市原市潤井戸1308-2
11:00~16:00,17:00~21:00/土日11:00~21:00
火曜定休
京成線「ちはら台」駅より徒歩15分
0コメント