2022年2月オープンのお店に遅ればせながらようやくの訪問。場所はJR新検見川駅西口を出て北側へ降りてすぐ。店主はaikoファンらしくBGMはaikoヘビロテで店内にはポスターも貼られている。閉店間際に滑り込んだが店内は満席の賑わい。
店名にもあるように、こちらのお店は「焼きあご」がコンセプト。10年程前までは「あご」と言っても関東ではなかなか通じなかったが、最近はラーメンでも多くの店で使われるようになっている。焼きあごの塩と濃厚があって一瞬迷ったが、基本メニューと思われる「焼きあご煮干し塩らぁめん」820円をセレクト。
厨房での動きはキビキビとしており、美しい盛り付けからも丁寧な仕事が伺えるというもの。動物系の軽めな白濁スープに焼きあご、煮干しの旨味を合わせたスープは、しつこ過ぎずあっさりし過ぎずの程良い濃度と粘度。カエシがかなり甘めで塩ラーメンっぽさはほとんどないが、バランス良く美味しいスープになっていると思う。
麺は福島羽田製麺の手揉み太平打ち麺で、しっかりと縮れているのでスープとの絡みも良い。ちなみに濃厚の方は村上朝日製麺を使っているとのこと。低温調理の薄切りレアチャーシューは好みが分かれそう。ネギは青ネギ、白ネギ、タマネギの３種が乗るが、やはりこのタイプのスープにはタマネギが一番合う。
全体的にバランスが良く仕事も丁寧で、完成度の高いラーメンだと感じた。今回食べなかった濃厚の他にも醤油や和え玉など気になるメニューもあるので、タイミングをみてまた再訪してみたいと思う。
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