【新店】王道家直系 修(千葉ニュータウン中央) 2024年8月オープン。千葉ニュータウンの『カインズモール』の敷地内独立店舗。最寄駅「千葉ニュータウン中央」からだと歩いて10数分かかるのと、モール店舗共用の大きな駐車場があるのでアクセスは車が現実的。 こちらは『王道家』で長年腕をふるって来た方が独立した店。一時期は『武蔵家 西千葉店』にもいたのかな。いずれにしてもガチ炊き家系で長年経験を積んだベテランのラーメンとなる。オープンして1ヶ月程にも関わらず、早くも行列店になっている。 『王道家』の系統は黒丼が多いので、白い丼は見慣れずになんだか新鮮。スープはしっかりと乳化したタイプで、継ぎ足しというよりも取り切りなのかな。いずれにせよ『王道家』とは異なる取り方のような気が...2024.09.11 05:00TOPREVIEWNEW OPENRECOMMEND印西市
麺屋22ふぅふぅ(千城台北) 2024年1月オープンの店へようやくの訪問。こちらは隣接する『カレーショップ22』のラーメン業態で、そのカレー店でもラーメンを出していたのである意味スピンオフ的な。店に入ると懐かしい顔がにこやかに出迎えてくれた。 店主の荒川さんは稲毛の『屋台拉麺一’s』を立ち上げ、のちに八千代台で『拉麺屋恒麺(きっちん恒麺いやしや)』を営んでいた人。怪我をしてラーメン業界から久しく離れていた荒川さんだが、久々にラーメン業界に帰って来た。 引き出しの多い店主だけにラーメンの種類がとにかく豊富。ラーメン4種類につけ麺2種類、まぜそば1種類。他に季節限定の冷しメニューもある。取り敢えず基本の「らーめん」は牛、豚、鶏の動物系素材にアゴ出汁や魚節などの魚介...2024.09.10 05:30TOPREVIEWRECOMMEND千葉市若葉区
麦づら(都賀) 2023年オープン。都賀駅東口から徒歩圏内の『かねたや』『しまむら』向かい。以前『かじろう』『かじろうramen7』があった場所。店主は『饗くろ㐂』『まるは』出身とのこと。ラーメンは醤油と塩があり、自家製麺は春から細麺と手揉み太麺から選べるようになっている。店主にお任せしたところ手揉み麺で作ってくれた。 ラーメンという料理は作り手の顔や想いが見えるもの。店主の所作を見るだけで、美味しいものを作ろうという想いが感じ取れる。そして出てきたラーメンの表情からも美味しさが伝わって来る。この盛り付けをする人に悪い人はいない、多分。 「醤油」はいわゆる「水鶏系」ど真ん中、といったビジュアル。小鍋で都度温めるスープは、鶏と鴨のどっしりとした旨味...2024.09.10 04:30TOPREVIEWRECOMMEND千葉市若葉区
【新店】博多まるえい(東金) 2024年8月オープン。成東の人気店『まるえいラーメン』の支店が、同じ国道126沿い、距離にして2.6kmの場所に出来た。ここはかつて『しあわせラーメン金の糸』があった場所。以前の建物は姿を消して聖地されたところに新たな建物が建った。 焼肉とラーメンの文字が踊る個性的な暖簾は、福岡の人気店『長浜御殿』から許可を貰って模したもの。ちなみに『まるえいラーメン』は福岡にも『ヤキニクラーメンフタバ』を出店しており、いずれの店も本店同様に濃厚な博多ラーメンと、伊万里牛を使った焼肉を両方楽しめるハイブリッドな店だ。 『まるえいラーメン』と言えば、千葉の豚骨ラーメン店の中でも嚆矢的存在である。恐らく千葉で「長浜ラーメン」「博多ラーメン」を最初に...2024.09.01 05:00TOPREVIEWNEW OPENRECOMMEND東金市
【新店】自家製麺 ご藤(大神宮下) 2024年6月オープン。『自家製麺 うろた』『六厘舎』出身の店主が、2023年に間借り営業での創業を経て今回船橋大神宮下に実店舗を構えた。古い千葉のラーメンフリーク的には、大神宮下と言えばやはり『らーめん一丁』を思い出す。さらにその前となると杉田家津村さんの『ラーメンまるよし』だろうか。いずれにせよ大神宮下という響きはなんとも懐かしさを覚える。 事前に白河テイストのラーメンと聞いていたのだが、確かにビジュアルは白河の中華そばを想起させる。しかしながら白河のニュアンスよりも、醤油感は控えめで丸くて優しいバランスの味わい。アップデートというか、東京にローカライズされたような味わいのスープに感じた。 昨今の「水鶏系」とは異なり、良い意味...2024.06.25 04:00TOPREVIEWNEW OPENRECOMMEND船橋市
【新店】ラーメンショップ◯化 千葉富士見店(千葉) 2024年5月オープン。『らーめん福たけ』が手掛ける『ラーメンショップ』インスパイアブランドの新店が千葉駅近くに登場。ライブハウス『千葉LOOK』の裏手のみゆき通り沿いで、以前は『千葉そば幸』があった物件。ここは長続きしないので有名な物件で、これまで何度も新しい店が入っては消えていく、いわくつきの物件だ。 昨今、ラーメンショップをリスペクトやオマージュした店舗が増え、「ラーショ」が一つのジャンルになりつつあるが、こちらもいわゆるフランチャイズチェーンの「ラーメンショップ」とはまったく関係がない、福たけのオリジナルというかラーメンショップリスペクトブランド。「ラーショ」と名乗らずに「ラーメンショップ」と名乗るところに、店主福田さんの...2024.06.16 09:00REVIEWNEW OPENRECOMMEND千葉市中央区
【新店】黒潮拉麺(那古船形) 2021年『Noodle Stand TOKYO』の別ブランドとして、館山にオープン。3年の営業を経て那古海岸近くにこの日移転リニューアル。前の店はかなり放置プレイしてしまったので、「新店舗移転の時には真っ先に駆けつける」と約束し、今回はスケジュールをやりくりしてオープン初日に訪問出来た。 店舗は一から建てたものでかなりスタイリッシュな作り。今回のタイミングで一新したロゴはなかなか力強い印象。駐車場も完備しているので車でのアクセスもしやすい。店前に大きなシュロの木が植えられており、南国館山らしいイメージを演出している。 基本にして看板商品である「黒潮ラーメン」は、従来の中華そばをブラッシュアップしたような一杯。動物魚介バランス型の...2024.06.06 06:00REVIEWNEW OPENRECOMMEND館山市
館山ラスカル(那古船形) しばらく放置プレイだった南房総エリアへ再び訪問し、2019年オープンの宿題店へようやく。カーナビがあってもちょっと不安になるような海沿いのくねくねした住宅街の一角。民家の一階をリノベーションしたような。もちろん駐車場は完備されている。 『千駄ヶ谷ホープ軒』と今はなき『破顔』で経験を積んだ店主と聞いていたので、ぼんやりとこんなラーメンなのかなとイメージしていたが、確かに両方の遺伝子を感じつつもそこに『ラーメン二郎』的エッセンスを振りかけたような、ありそうでないラーメンになっていた。 どっしりと存在感あるスープは豚骨をベースにしつつ、館山らしくアジやサバの煮干や魚節なども使い、思いの外魚介をしっかりと効かせてある。刻んだ生ニンニクはレ...2024.06.06 05:00REVIEWRECOMMEND館山市
こばやし 中華そば(千葉中央) 千葉市中央区富士見。JR千葉駅と京成千葉中央駅に挟まれた一帯は、かつて国鉄千葉駅があったこともあり、古くから多くの飲食店が立ち並んでいる場所。今も入れ替わり立ち替わり様々な業態の店が軒を連ねているが、クラブやキャバクラ、スナックなども多く、夜の街というイメージがある。 そんな富士見エリアの一角に2024年2月オープンしたラーメン店は、寿司店『鮨割烹こばやし』が手掛ける新業態。鮨割烹の店の斜向かい、かつて『大黒屋本舗』や『麺屋一男』があった物件の跡地になる。カウンターや調度品の設えなど、ラーメン店というよりもそれこそ寿司屋か和食屋のような雰囲気の店内になっている。 メニューは「中華そば」の醤油と塩の2本立て。オープン当初は醤油のみの...2024.04.23 06:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
ラーメン野良裏家(蘇我) 2007年に開業した『武蔵家 西千葉店』を買取り、2019年にグループから独立を果たした行列店『裏武蔵家』が満を持して支店を蘇我駅西口に出店。一時は鎌取で契約直前まで進んでいたと聞いていたが、紆余曲折あって蘇我の『一番軒』跡に。近隣には人気店『つけ麺石ばし』もあるが、オープン日から連日行列を作り続けて、早くも人気店の仲間入りを果たしている。 千葉の家系ラーメンシーンを牽引する若き職人、斎藤店主の新たな挑戦は、修業先の『武蔵家』とも『裏武蔵家』とも異なる、家系の再構築とも言えるような新たな家系の表現。一つ一つの素材を見直して厳選し、特に旨味と香りを重視した構成で、醤油ダレもスープベースもより複雑で深みを増している。 『裏武...2023.12.21 04:30REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION千葉市中央区
笹本爲次郎商店(稲毛) 2023年7月オープン。『蔭山樓』元総料理長の蔭山さんが、『鶏坊や』閉店以来13年振りに千葉に帰還された。場所は稲毛AEONの隣で、これまで何度もラーメン店が入れ替わって来た場所。初めてこの場所に来たのは20年ほど前の『一鉄』時代かな。 蔭山さんと言えば、大阪辻調出身で『知味斎』『筑紫樓』『京王プラザホテル』などで料理長を歴任し、ヌーベルシノワの『蔭山樓』や、鶏白湯ラーメンの『自由が丘蔭山』を展開してキャリアを誇るガチガチの料理人。齢60にして原点である地元の千葉で、自ら厨房に立つ小さなラーメン屋さんを新たに始められた。 もちろん看板メニューは「鶏白湯」。20年程前に初めて蔭山さんの鶏白湯を食べて以来、私の中での鶏白湯の基準が蔭山...2023.07.28 08:00REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区
麺処せんり(稲毛) 2021年11月、新港のMr.Max千葉美浜店内にオープンした『麺処せんり』が、2023年2月に稲毛駅前の路面店として移転リニューアル。以前は人気の少ないフードコートの業態だったが、立地的にも環境的にも前の店舗よりも遥かに良い店舗になったと思う。 こちらは『博多一風堂千葉店』を運営する『千里』のオリジナルブランド。店主の緒垣さんは長年一風堂に在籍して独立した「暖簾分け店主」。現在は一風堂千葉店や武石インター店の他にフードトラックを稼働させたり、自家製麺にも着手するなど精力的に活動している。 新しい店舗はテーブル席がメインで、家族連れ客などが使いやすそうなレイアウト。壁面に英文が書かれていたりと、デザインなどが一風堂っぽい作りになっ...2023.02.28 04:30REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区