13湯麺(元山)

 13湯麺の看板メニューといえば、麺とスープだけのかけラーメンである「湯麺(とんみん)」であるが、現在の場所に移転してから新たに登場したメニューが「五香ラーメン」である。メニューの一番最初に書かれているこのラーメンが、現在の看板メニューと言っても良いだろう。

 元々13湯麺は鶏清湯スープしか出していない店だったが、業界初のラーメンコラボレーションチーム「千葉拉麺四天王」に参加したことで、マルバラーメン、必勝軒、末広家という豚骨スープの店の作り方を会得した松井さんは、この五香ラーメンで豚骨白濁スープに挑戦している。

 ライトな白濁豚骨スープに通常の醤油ダレを合わせ、麺は多加水の自家製ストレート太麺という、13湯麺版の豚骨醤油ラーメン。丼の半分を覆う大きさのチャーシューは肉厚で噛み締めるほどに味わい深い。地元松戸産の野菜もたっぷりと入る。麺の量によって並、中、メタボと3種類あり、通常は太麺だが細麺に変更することも出来る。

 麺の達人と呼ばれる松井さんだけあって、スープはその麺を活かすようなバランスにまとまっている。スープも麺もまったく違うが、食べてみると13湯麺らしさを感じるのはとても面白い。やはり作り手の顔や思いは味に出るものなのだ。


13湯麺
松戸市五香5-1-1

12:00頃〜20:00頃※不定
不定休
新京成線「元山」駅より徒歩10分

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