2015年にオープンした、「食の道場」出身の店主の店にようやくの訪問。場所は姉崎高校の正面。姉ケ崎高校ではなくて姉崎高校。地名も含めて正しくは「姉崎(あねさき)」。国鉄が駅名に「姉ケ崎(あねがさき)」なんてつけるからややこしくなっているが、ここは姉崎が正しい。
メニューは大きく分けて清湯、白湯の二種で、清湯には黒だし、白だし、熟成しょうゆがあり、白湯には濃厚鶏ぱいたん(しょうゆ)とホワイトクリーミーぱいたん(うま塩)がある。どれにもワンタン麺というオプションがある。まぁこの並びで初訪ならば、やはり清湯の黒だしをオーダーすることになる。
魚節が強く感じられる魚介系スープに、やや竹岡式を想起させる醤油感。薬味のタマネギも含めて房総のラーメンをベースに新たな魚介系ラーメンに仕上げたような。醤油の深いコクと香りを感じさせるが、醤油角や塩味も強く出過ぎることなく、じんわりと優しいスープになっている。麺は三河屋製麺だろうか、歯切れの良い麺をしっかり茹で切っている。具材ではメンマの味付けが甘めで美味しかった。
女性店主の温かみある接客と店の佇まいがホッとする。強烈な印象を残すようなラーメンではないが、誠実に丁寧に作られているのが伝わる一杯。遠方からわざわざ行くほどの吸引力はないが、近くに来られた方や地元の方には自信をもってお勧めしたい、そんな佳店だと思う。少なくとも私はまた足を運んでみたいと思っている。
らぁ麺ひなた
市原市姉崎2624-2
11:00〜14:00,17:00〜19:30/日月祝11:00〜14:00
水曜定休
JR線「姉ケ崎」駅より徒歩15分
0コメント