2024年8月、船橋に新しい焼肉店が出来た。店の名前は『焼肉賢人』。若き店主の山本さんは修業経験ゼロ。用賀の人気店『Hodori』のアドバイスも受けつつ、基本的には独学で焼肉を学んだ人物。船橋の話題店の監修を経て自身でこの店を開業した。肉は黒毛和牛、ホルモンは東京食肉市場内の老舗内臓肉卸問屋のものを使用。注文を受けてから手切りするなど、独学とは思えないほど丁寧で繊細な仕事を感じる良い焼肉店だ。
焼肉の締めといえば冷麺やピビンバが定番だろうが、この店で食べるべき締めはつけ麺とラーメン。なんと『焼肉賢人』では、昨年惜しまれつつ閉店した『つけ麺目黒屋』のつけ麺とラーメンを食べることが出来るのだ。
もちろん作るのは目黒さん。目黒さんは普段『焼肉賢人』のキッチンスタッフとして山本さんを支えている。 店主の山本さんは元々目黒屋の常連さん。閉店した目黒屋の味を食べたいと、目黒さんに直訴して土日の昼に『焼肉賢人』で二毛作間借り営業で復活。そして焼肉営業時にも食べられるようになっている。店の前には目黒屋時代の看板も置かれている。
しっかりと旨味のある豚骨魚介スープもさることながら、目黒さんによる手打ち麺がとにかく美味しい。製麺機はないので、水回しから手で行いパスタマシンで裁断。喉越しを重視して「さぬきの夢」「ネバリゴシ」「春よ恋」そしてもち小麦の「もち姫」をブレンド。鹹水は蒙古かんすいを使っている。
個人的にはつけ麺よりもラーメン派なのだが、このつけ麺はまた食べたい。この麺を食べたい。久々に美味しいつけ麺を食べたと思えた瞬間。普段焼肉店で締めを食べることはほとんどないのだが、この店に来たらつけ麺とラーメン両方で締めたい。
つけ麺 目黒屋
船橋市本町1-13-13(焼肉賢人)
18:00〜翌2:30/土日12:00〜13:30,17:00〜22:30
月曜火曜定休
京成線「京成船橋」駅より徒歩5分、JR線・東武線「船橋」駅より徒歩7分
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