らぁめん ひろりん(志津)

 2019年5月オープン「らぁめんひろりん」にようやくの訪問。油断しているうちに、オープンして一年も経ってしまっていた。一年の経つのは本当に早い。
 いくつかのお店で経験を積んだ荒井さんが独立開業。小ぢんまりとした可愛らしいお店だが、緊急事態宣言下ということもあり、通常よりも席を減らしてL字カウンター5席での営業でもちろんワンオペ。到着時が12:30頃だったが、常に外に数名の待ちが出ていた。しっかりと地元に根付き、さらにラーメンファンの支持も受けている様子は来ている客層からも伺える。
 荒井さんに長らくの放置プレイを丁重にお詫びして、メニューはおまかせでお願いしたところ、基本メニューの「しょうゆらぁめん(元祖)」を食べて欲しいとのこと。やはりまずはこの一杯からと私自身も思っていた。
 鶏の旨味が優しく広がるスープは、カエシなどの出汁感もしっかりと主張していて、丸みはあるものの厚みもある。元祖とストレートの違いは香味油の有無だそうだが、この設計とバランスならばおそらく一般受けする味わいは元祖の方だろう。
 船橋の老舗製麺所、山田食品の細麺はしっかりと茹で切ってあり、スープとの親和性が高いもの。チャーシューも鶏と豚の二種類が乗って、丁寧な火入れと調味がされている。カラフルなぶぶあられが、彩り的にも食感的にもいいアクセントになっている。メンマの調味がややスープと合わない印象を受けたが、それはかなり重箱の隅的なマニアックな指摘だろう。
 他にも気になるメニューがあるので再訪は必至。荒井さんから「遠いところをわざわざありがとうございました」と言われたが、前職時代は毎日四街道に通っていたり、今も勝田台や佐倉の友達のところに行く事を思えば、志津だのユーカリだのは庭みたいなもの。また必ずやお邪魔したいと思う。

らぁめん ひろりん
佐倉市上志津1656-54
11:30~14:30,17:30~20:00/月11:30〜14:30/土日祝11:00~15:00
不定休
京成線「志津」駅より徒歩2分

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