拉麺阿修羅(船橋)

 今月24日で拉麺阿修羅も創業11周年を迎える。「麺屋武蔵」で長年腕を磨いた店主の竹内さんが、オリジナルの胡麻らーめんで千葉のラーメン界に衝撃を与えたのが、つい先日のことのように思い出される。まったくブレることなく、一つの味を追求し続けているのは実に立派なことだと思う。

 そんな阿修羅で創業以来人気の一品が「胡麻つけ麺」。阿修羅といえば胡麻味なのだから、胡麻味のつけ麺があるのは当然であるが、胡麻ダレのコクと醤油の旨味に、酸味や辛味も融合された味わいは、むしろラーメンよりも重層的な奥深い構成になっていると思う。カネジン食品に特注した麺も太すぎず細すぎずでいいバランス。太麺が多い最近のつけ麺だが、このくらいの細さのつけ麺もスープをしっかり拾ってきて良いものだ。

 阿修羅らしく、阿修羅でなければ作れないつけ麺。せっかくその店まで足を運んだのだから、判で押したようなつけ麺よりも、その店でしか食べられないつけ麺を私は食べたいと思うのだ。


拉麺阿修羅
船橋市湊町2-7-3
11:30〜15:00,18:00〜22:00
年中無休
京成線「京成船橋」駅より徒歩7分、JR線・東武線「船橋」駅より徒歩9分

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