横浜ラーメン 末広家(本千葉)

 2022年もラーメン食べ始めは末広家からのスタート。この日から末広家も年始営業のスタートということで、それに合わせて今年も行って来た。千葉のラーメンを語ることでラーメン評論家としてのキャリアをスタートさせた私にとって、千葉で年始のラーメンを食べ始めることには意味がある。そしてこの店は私が一番通っている家系ラーメン店でもあり、長年共に千葉ラーメン界を盛り上げてきた同志でもある。一年の始めに相応しいラーメンであると思っている。

 家系ラーメンの再ブームということもあり、世の中には家系ラーメン店が増えてきた。そして千葉でもクオリティの高い家系ラーメン店が次々とオープン。1990年代末あたりは、木更津の林家と千葉の末広家、千葉家くらいしかお店が無かったことを考えると隔世の感がある。本牧家出身の末広家のラーメンは、乳化した豚骨鶏ガラスープとカエシと鶏油が見事なバランスでまとまっているのが信条。杉田家や王道家のようなパンチの効いた家系ラーメンも大好きだが、私にとって原点というか刷り込まれている味は、やはり末広家なのだ。

 店主の中田さんとも気がつけば随分と長い付き合いになった。そりゃそうだ、初めて会った時はまだ幼稚園児だった長男が、立派な青年になって厨房で父親を見事にサポートしているのだから。言葉は交わさずとも見事な連携プレー。阿吽の呼吸とはまさにこのことなのだろう。20余年の歴史を感じながら食べるラーメンは、他のどんなラーメンでも敵わない。


横浜ラーメン 末広家
千葉市中央区末広1-15-7

11:00~15:00,18:00~21:00/土11:00~15:00
日祝定休
JR線「本千葉」駅より徒歩7分

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