ら〜メン怜歌(五井)

 都内の中華料理店や県内の人気ラーメン店数軒で経験を積んだ店主が、2022年2月に開いた新店。中華料理店の居抜き店舗なので、新店らしからぬファサード。細かなことだが、ラーメンを「ら〜メン」と書くのも面白い。平成通り沿いで隣も向かいもラーメン店がある立地なのだが、視認性が低く一度車で前を通過してしまったほどだ。

 お店は店主一人で切り盛りしていたが、後から奥様と可愛らしいお子さんも登場。手際良く作るその厨房での所作から、経験者であることが伝わってくる。メニューは豚骨醤油の他に塩や醤油もあり、さらには限定メニューなどもたくさんあって迷ってしまうが、メニューの一番上に書かれていた豚骨醤油をお願いする。

 ビジュアルは家系のように見えるが、食べてみればまったく異なる設計のラーメン。乳化したライトなベースのスープにやや酸味を感じるカエシ。麺は中太ストレート麺で茹で加減はちょうど良い感じ。丁寧な仕事は感じるものの、印象には残りにくい味ではある。これがイチオシなのかなぁ。
 食べ終わったあとに少し店主とお話ししたが、イチオシは塩ラーメンなのだそう。だったらそれを一番上に掲げといてくれよ(笑)。あと今は無き『味覚』(上総牛久)が大好きだったそうで、アリランラーメンも始めたとのこと。ご家族で営まれている雰囲気の良いお店なので、またどこかのタイミングで再訪せねばなるまい。

ら〜メン怜歌
市原市君塚2-17-8

11:00〜14:00,17:00〜23:00(LO22:00)
火曜定休
JR内房線「五井」駅より徒歩25分

0コメント

  • 1000 / 1000