2024年もラーメン始めは、地元千葉の末広家から。毎年末広家の仕事始めに合わせて、私もラーメン始めをしている。ラーメン評論家を名乗る前から、四半世紀通い続けて食べ続けている、私にとって基本となるお店。同世代の店主中田さんは、黎明期の千葉ラーメンを共に盛り上げてきた仲間であり同志でもある。ここは私にとって色々な意味で原点に立ち戻る事が出来る場所なのだ。
私が初めて会った時はまだ幼稚園児だった長男が大人になり、お店に入るようになって何年にもなるが、揃いのユニフォームを作ったりSNSを始めたりと、その辺りが疎い親父に変わって色々頑張っている。そして昨年秋からは丼も新調して店名が入るように。親父は「息子が勝手にやってる」と嘯きますが内心はさぞかし嬉しいことだろう。
人生で一番食べている家系ラーメン。乳化したまろやかなスープは、いつもよりややライト気味。しっかりと茹できった酒井逆切り麺は、やはり麺は良く茹でなければ美味しくないということを証明するかのような。麺をほぐしてバラバラと入れて、慎重にスープや鶏油を注ぎ、平ざるでリズミカルに麺を上げる。開業時から全く変わることない中田さんの所作と、息子との息が合った連携プレイ。今年も良いラーメン始めが出来た。
横浜ラーメン 末広家
千葉市中央区末広1-15-7
11:00~15:00,18:00~21:00
水、第2第4木定休
JR線「本千葉」駅より徒歩7分
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