横浜ラーメン 末広家(本千葉) 2024年もラーメン始めは、地元千葉の末広家から。毎年末広家の仕事始めに合わせて、私もラーメン始めをしている。ラーメン評論家を名乗る前から、四半世紀通い続けて食べ続けている、私にとって基本となるお店。同世代の店主中田さんは、黎明期の千葉ラーメンを共に盛り上げてきた仲間であり同志でもある。ここは私にとって色々な意味で原点に立ち戻る事が出来る場所なのだ。 私が初めて会った時はまだ幼稚園児だった長男が大人になり、お店に入るようになって何年にもなるが、揃いのユニフォームを作ったりSNSを始めたりと、その辺りが疎い親父に変わって色々頑張っている。そして昨年秋からは丼も新調して店名が入るように。親父は「息子が勝手にやってる」と嘯きますが内心...2024.01.06 05:00REVIEWRICKY'S SELECTION千葉市中央区
ラーメン野良裏家(蘇我) 2007年に開業した『武蔵家 西千葉店』を買取り、2019年にグループから独立を果たした行列店『裏武蔵家』が満を持して支店を蘇我駅西口に出店。一時は鎌取で契約直前まで進んでいたと聞いていたが、紆余曲折あって蘇我の『一番軒』跡に。近隣には人気店『つけ麺石ばし』もあるが、オープン日から連日行列を作り続けて、早くも人気店の仲間入りを果たしている。 千葉の家系ラーメンシーンを牽引する若き職人、斎藤店主の新たな挑戦は、修業先の『武蔵家』とも『裏武蔵家』とも異なる、家系の再構築とも言えるような新たな家系の表現。一つ一つの素材を見直して厳選し、特に旨味と香りを重視した構成で、醤油ダレもスープベースもより複雑で深みを増している。 『裏武...2023.12.21 04:30REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION千葉市中央区
ラーメン濱野家(五井) ここのところ家系ラーメン店が増えている気がする。いわゆる量産型ではない、店でスープを取っている家系ラーメン店が。骨を営業中に何度も組み替えている家系ラーメン店が。こちらは2020年12月に出来たばかりのニューカマー。五井にあるのに浜野とはややこしいな、と思ったら濱野さんという方なのよねきっと。 そんなわけで「ラーメン濱野家」である。西千葉武蔵家でキャリアをスタートさせて、千葉の家系嫡流であるラーメン杉田家でも修業を重ねて独立。つまり家系ハイブリッドでもあり、総本山吉村家の孫弟子にもあたることとなる。何度も書いている事ではあるが、千葉県とくに千葉市市原市界隈の正統派家系のレベルの高さには驚かされる。車でちょっと走れば杉田家、千葉家、...2021.01.20 04:30REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION市原市
ラーメン猪太(柏) 柏に猪太が帰って来た。2019年8月11日リニューアルオープン。創業は1998年の20年選手。長年、柏のみならず千葉のラーメン界で人気を博していた猪太が、前店舗の建物の建て替えで閉店以来一年ぶりに柏に復活。北千住にあった支店を閉めて、移転する形での復活リニューアルオープンとなる。 お祝いも兼ねてオープン初日夜の部のシャッターを狙ったが、お盆の渋滞にガッツリとハマって、やや到着が遅れてしまった。外待ちは常時20人ほど。皆、復活を待ちわびていたのだなぁ。 新店舗は柏郵便局の目の前。千葉の古いラーメン好きならば「麺屋こうじ」の創業店の並びと言えば分かりやすいか。コインパーキングもあちこちにあって便利。新築なのかは分からないがかなり綺麗な...2019.08.11 10:00REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION柏市
13湯麺(元山) 「13湯麺」と書いて「かずさんとんみん」と読む。私にとってホームのような店である。店主の松井一之さんは明星食品で麺の開発をしていた人物で、13年目に独立して「13湯麺」を開業した。亀有でスタートしてその後五香に移転し、数年前からは製麺所だった場所を改装して営業を続けている。一見入って大丈夫なのか?という雰囲気を醸し出しているが、一見さんもウェルカムな店だ。 私が2000年に千葉拉麺通信を立ち上げて、千葉のラーメンを盛り上げようとしている時に常に力になってくれたのは松井さんだった。あの「千葉拉麺四天王」も松井さんがいなければまとまらなかったに違いない。それからラーメンイベントのはしりとも言うべき、大晦日の年越しラーメンイベントも十年...2017.11.02 09:00REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION松戸市