麺屋Masterpiece 勝浦本店(勝浦)

 2008年、勝浦駅前にバーとして創業。その後2010年より豚骨ラーメンを提供する店として注目を集めた「MASTERPIECE」。その後、ラーメン専門店として移転し、上総一ノ宮などにも店舗を広げてきた人気店。こちらはその本店として2016年6月オープンした店だ。
 店主の間さんは元々埼玉の豚骨ラーメン店「BooBoo King」などで腕を磨いた人物。現在は勝浦タンタンメンで人気の店だが、ベースにあるのは白濁豚骨ラーメン。だからこそ勝浦タンタンメンを豚骨スープで作り、マー油を浮かべた「黒勝浦タンタンメン」というメニューが生まれるのも必然と言っていい。
 ベースのスープはサラっとしつつもコクある豚骨スープ。そこにオリジナルのラー油とマー油の二段構成で油を浮かべる。勝浦タンタンメンは赤というイメージが強いが、このラーメンは赤くて黒い。そこにたっぷりの白髪ネギの白が鮮烈に映える。ビジュアルからインパクト十分だ。
 清湯ベースが大半の勝浦タンタンメンの中で、白濁豚骨ベースの一杯は他にはないコクと深みを感じさせる。麺は千葉市の人気ラーメン店「鐡」の製麺部門にオーダーしたストレート麺。国産小麦をブレンドし素材感を感じさせる麺になっている。
 古くからのご当地ラーメンである勝浦タンタンメンの新たな可能性を提示した一杯。これまでもオリジナリティを追求してきたMasterpieceらしい勝浦タンタンメンだ。

麺屋Masterpiece 勝浦本店
勝浦市串浜1997-5
11:00〜14:00,17:00〜22:00
火曜定休
JR線「勝浦」駅より車で3分

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