2021年オープンの人気店。東京原宿の『Noodle Stand TOKYO』の別ブランドとして、千葉最南端の館山に西巻夫妻がやって来て早３年。今月現店舗での営業を終えて、那古エリアに移転するということであわてて滑り込み訪問となった。
この店舗は『めん楽亭』時代に何度も来ていた馴染みのある建物。オープン以降もプライベートでは都内で何度も会っていたのに、ようやくお店に伺う事が出来た。さすがに３年はほったらかし過ぎた。すんませんすんませんすんません。
長年放置プレイしていた僕としては、もはや決定権などあるわけもなく、出されたものを黙って頂きますと伝えたところ「特製煮干中華そばこってり（醤油）」と「自家製スタミナ餃子」が出て来た。移転先では吊るしのチャーシューが提供出来ないとのことで、チャーシューたっぷり乗ったメニューは嬉しいな。
動物魚介バランス型の煮干醤油スープ。豚骨が強すぎるでもなく、煮干しや節系が全面に出るでもなく、イキ過ぎていないバランスがさすがベテランの仕事。奥様のリコメンドのよってこってりになりましたが、背脂もしつこさがなくスープとマッチしていた。やはりこれからは背脂ラーメンの時代だなと確信。
具材ではやはり吊るし焼きのチャーシューが白眉。個人的嗜好としてはチャーシューには重きを置かないタイプなのだが、このチャーシューは増してでも食べたい。数量限定でも良いのでなんとか存続出来る可能性を模索して欲しいな。開化楼の麺も安定感抜群で、背脂と煮干でありながら燕とはまた違ったテイストでオリジナリティを感じる背脂煮干ラーメンだった。厚めの皮を使った手作り餃子も美味しく頂いた。
醤油に富津の宮醤油を使ったり千葉のものも積極的に使用するなど、東京の人なのに千葉愛にあふれるラーメンに大満足。長年の放置プレイを詫びつつ、新店舗移転の時には真っ先に駆けつけると約して店を後にした。
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