千葉市美術館裏手、千葉劇場の通り沿いに2020年オープン。店の屋号や看板などは一切書かれておらず、インターネット上では『屋号なし』『店名なし』『池田です!』などと記載されている店だが、SNSや通販サイトなどでは一応『scLabo』なる屋号が掲げられている。
こちらは惜しまれつつ閉店した船橋の『零一弐三』が移転した店。敢えてこれまでの屋号は使わずに店名無しで10ヶ月ぶりに開業した模様。店主は『ちばから』『中華ソバ伊吹』で経験を積んだ方ということで、煮干ラーメンをメインにしつつも店休日などにガッツリ系のラーメンを出したり変則的な営業もされている。
クッキリと煮干の輪郭を感じさせるスープが白眉。煮干のエグさなどはなくグイグイと飲ませる吸引力がある。自家製らしきパツンと茹で上げた中細ストレート麺との相性も良く、刻みタマネギが良い働きをしている。煮干とタマネギは合うものなぁ。部位と調理法も異なるチャーシューも楽しく、細部にわたり神経が注がれているのを感じる誠実なラーメンという印象だ。
前の店もそうだったが、今回もオープン以来メニューが変化しているので、これからも新しい構成になっていくのだろう。つけ麺も気になるし濃厚バージョンも試してみたい。何度も足を運ばなければいけないお店の登場だ。
店名なし/scLabo
千葉市中央区中央3-9-14
11:10〜20:00(昼営業のみ、変則営業の日もあり)
木曜定休
千葉都市モノレール線「葭川公園」駅より徒歩5分
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