1977(昭和52)年にオープンした『稲毛海浜公園』(千葉県千葉市美浜区高浜)は、東京湾沿岸に位置する長さ約3km、面積約83haの総合公園。園内には日本初となる人工海浜の海水浴場『いなげの浜』や『千葉市花の美術館』をはじめ、プールやヨットハーバーなども併設されている。
夏になると海水浴などを楽しむ人が集まる人気のスポットだが、開業から40年が経った2017年より再開発が進み、『SUNSET BEACH PARK INAGE』としてリニューアル。一般的な海水浴場とは一線を画する、新たな「都市型リゾートパーク」として劇的な変貌を遂げて熱い注目を集めている。
2022年には新たなシンボルとして、全長90m幅10mの桟橋『The SUNSET Pier』が誕生。ホワイトサンドに全面入れ替えられた砂浜から突き出す桟橋では、DJイベントなども随時開催。また、ビーチサイドにも『BEACH HOUSE』が整備され、夕陽を眺めながら食事やドリンクを楽しむことも出来るようになった。
海の家などが乱立する一般的な海水浴場とはまったく異なる、スタイリッシュでお洒落な雰囲気は、海外のビーチリゾートを彷彿とさせる。特に夕暮れ時の美しい空と海のコントラストは絶景。天気が良ければ海の向こうに富士山のシルエットを眺めることも出来る。
ビーチサイドに広がる『BEACH HOUSE』エリアには、フードブースやフードトラックが集結。関西を中心に店舗展開する『'OHANABATAKE(オハナバタケ)』が関東初進出。ホットサンドやホットドッグをはじめ、カレーライスやラーメン、さらにはカクテルなどいずれも専門店顔負けのクオリティで提供されている。
全国各地で行列を作る人気のホットサンドは、香ばしくトーストされたパンからはみ出るほどにたっぷりと具材が入った、圧倒的な重量感とボリューム感が特徴。厳選された牛肉と黒トリュフをふんだんに使用した「黒トリュフビーフサンド」や「塩レモンバジルビーフサンド」など、多くの食通や芸能人の舌を唸らせてきた逸品ばかりだ。
数あるグルメの中でも最も注目すべきはラーメンだ。自他ともに認めるラーメン好きのオーナーが、自分の好きな自分の食べたいラーメンを目指して作り上げたのは、ラーメン専門店顔負けの濃厚な鶏白湯ラーメン。6月の販売開始と共に人気を集め、今ではこのラーメンだけを目指してビーチまで来るリピーターもいるほど。
良質な丸鶏と鶏ガラを強火で長時間炊き上げた鶏白湯は、濃厚でクリーミーな口あたりながらしつこさはまったくない。麺は京都の人気製麺所から直送された小麦香る中太麺。自慢のチャーシューは注文を受けるごとに炙って提供するこだわり。九条ネギも京都から直送されたものを使う。暑い夏にピッタリの「辛まぜそば」も7月よりメニューに加わった。
海の家やビーチサイドの露店のラーメンと侮るなかれ。間違いなく海の家最強のラーメンだと断言出来る。しかも潮風に吹かれて海を眺めながら食べられるなんて最高じゃないか。
'OHANABATAKE FOOD AREA
千葉市美浜区高浜7-1 稲毛海浜公園内
10:00〜19:00
年中無休
JR京葉線「稲毛海岸」駅より徒歩20分
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