2024年4月オープン。こちらは2021年にオープンした『中華そば たがや』の2号店。同じビルの2階にあった喫茶店を居抜きで使っており、ビックリするくらいに居抜きなのでラーメン店っぽくない。『中華そば たがや』と言えば、今はなき『屋台拉麺一’s』出身の店主が営む人気店。この『幕張ノ牛骨』では、名前の通り一’s時代の牛骨ラーメンを提供している。
一’sと言えば、創業メンバーの一人が厨房に立つ『麺屋22ふぅふぅ』(閉店)が話題になったが、店がなくなった後でもラーメンはこうして生き残る。当時の一’sはスタイリッシュな雰囲気の屋台と、千葉では珍しかった牛骨の清湯塩ラーメンということで、今も鮮烈に記憶に残っている。
「牛骨塩ラーメン」は丼から立ち込める香りで一気に一’sを思い出させてくれる。牛骨ならではの力強い旨味とまろやかな塩ダレ。一’s時代と同じ直江製麺のパツンと歯切れの良いストレート麺。シンプルながらも、いやシンプルだからこそストレートに牛の旨味が口いっぱいに広がってくる。懐かしさも手伝って、レンゲを持つ手が止まらない。低温調理のチャーシューも2種類のネギも効果的。
そして一’sと言えば「牛すじ」も必須アイテムなので「牛すじ飯」もオーダー。メニューの裏にあるので見落とすところだった。ピリ辛仕立ての牛すじにはもちろんコンニャクも入る。いやもう懐かしいなぁ。後半にスープと一緒に味わうのがまた良いのだなぁ。
たがやの中華そばも美味しいと思うが、個人的には懐かしさもあってこちらのラーメンの方が刺さった。惜しむらくはせっかくの塩ラーメンなのだから、スープが映えるような白丼の方が良かったような気もしなくもないが、このラーメンがまた食べられるのだからそれで十分。醤油や濃厚煮干も気になるので再訪必至。みたいなことをたがやでも言ってたが行けていないので、次回は1階と2階の連食かな。
幕張ノ牛骨
千葉市花見川区幕張町5-465-1
11:00〜14:30,17:00〜22:00/日11:00〜14:30,17:00〜20:30
月火定休
JR総武線「幕張」京成千葉線「京成幕張」各駅より徒歩4分
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