ラーメン杉田家 千葉駅前店(葭川公園) 2022年3月オープン。吉村家一番弟子、津村氏の営む『ラーメン杉田家』の3号店にして、千葉市2店舗目。千葉銀座に面しており利便性が高い立地ではあるものの、気がつけば半年ぶりの訪問となる。中休みがないので自分のタイミングで行けるのも助かるな。 先日横浜新杉田の本店を久々に訪問したということもあり、比較の意味もあっての訪問。しっかりと乳化していてカエシもバシッと効いているベストバランス。麺も前回はややショートボイルだったが今回はベストな茹で加減。チャーシューのスモーキーな味わいもスープにマッチ。完璧な一杯だった。 新杉田の本店はより醤油が立ったバランスだと思うが、こちらの方が私個人には好みのバランス。本店は常に行列なのに千葉ではスッと...2023.12.07 07:00REVIEW千葉市中央区
中華そば ふじや(葭川公園) 2023年11月プレオープン、12月本オープン。千葉富士見の飲食店街のど真ん中に出来た大箱のラーメン店。ナイトスポットである場所柄、朝7時まで営業している模様。店はボックス席やテーブル席も多く、居酒屋的に使うことも出来そうな雰囲気。 煮干系の清湯と鶏白湯、味噌というラインナップ。煮干は塩推しだったので塩を。動物系の旨味はほとんどなく、ほぼ煮干というか塩ダレで引っ張っている構成。層が薄くライトな口あたりだが、飲んだ締めにはピッタリな塩度。麺は船橋山田製麺のもので北海道産小麦を使用とのこと。 鶏白湯もテクスチャーはかなりライトめでサラッと食べられる味わい。鶏白湯に大根おろしを添えてあるのはどこかのお店でも見た気がするが、みぞれ鍋とかか...2023.12.02 14:00REVIEW千葉市中央区
らあめん花月嵐 蘇我駅前店(蘇我) 2023年9月より、レギュラーメニューの麺が変更になったということで、『グロービート・ジャパン』さんから試食券を進呈頂いたのだが、タイミングを逸したまま有効期限を迎えてしまったので、期限最終日に慌ててお邪魔した。 国内外で200店舗以上展開しているラーメンチェーン。看板メニューの背脂ラーメンをはじめ、味噌やらつけ麺やら煮干しやら中華そばやら家系やら、あらゆるラーメンをレギュラーメニューに据えて、さらに毎月限定メニューを出し続けているのは、シンプルにすごいことだと思う。 そんな中でのリニューアル。具体的には看板メニューの「嵐げんこつらあめん」や「豚そば銀次郎」などのレギュラーメニューの麺が、切り刃22番の細麺から18番の中太麺に変更...2023.10.31 07:00REVIEW千葉市中央区
横浜らーめん武蔵家 千葉本店(東千葉) 深夜に食べたくなるラーメンの筆頭が、私的には家系ラーメンなのだ。久々に『武蔵家』千葉本店に顔を出した。店主さんに久しくご無沙汰の非礼を詫びて、目の前のカウンター席へ。この店は創業時よりも店舗が拡大しており、テーブル席が充実しているのだが、閉店間際の時間でもテーブルは満卓の人気ぶり。見たところ学生さんなど若い人たちが多い。 千葉に限らずなのだがが、『武蔵家』(アストラーレ)によって量産型ではない、店内炊きの家系ラーメン店が増えているのは嬉しい限り。千葉も武蔵家の屋号だけではなく、様々な屋号で店舗を展開しており、どこも店舗で炊いた個性ある家系ラーメンを提供している。 久々の千葉本店は、しっかりと濃度のあるスープにキレのあるカエシが見事...2023.10.16 15:00REVIEW千葉市中央区
博多一風堂 千葉店(葭川公園) 10月16日は『博多一風堂』の創業記念日。1985年に創業して今年で38周年ということで、レギュラーラーメンが全面リニューアル。店舗によって切り替えのタイミングは異なるが、この日から切り替えている千葉店へ。こちらは一風堂から独立した暖簾分け店主が営んでおり、麺も自家製麺になっている店だ。 赤丸白丸のネーミングやコンセプトは変わらないが、今までになかったバリエーションとして、全部乗せ的な『極(きわみ)』と、逆にキクラゲなどを外した『シンプル』が登場。リニューアルの内容を聞いた限りでは赤丸の方が際立っていたので、『極赤丸新味』と『白丸シンプル』を連食。 赤丸は博多ラーメンとの決別と言うか、もう豚骨醤油ラーメンと言い切って良...2023.10.16 05:00REVIEW千葉市中央区
横浜ラーメン 末広家(本千葉) 地元贔屓を抜きにして、千葉県は全国屈指の家系偏差値が高い場所だと思っている。まだ千葉に家系ラーメンがほとんど無かった1999年に創業した『末広家』が、この日24周年ということでお祝いがてら約1ヶ月ぶりの訪問。 『末広家』は家系好きの私が最初にハマった店であり、人生で一番食べている家系ラーメン。私にとっての家系の基準となる店が『末広家』なのだ。 店主の中田さんは千葉ラーメン黎明期に共に千葉を盛り上げてきた同志のような存在。気がつけば20年以上の付き合いだが、あの頃小学生だった息子の真澄君が今は立派に親父のサポートをしている。中田さんは僕の一個上でほぼ同世代。お互い良い歳になってしまったが、これからもお互い健康で長生きしよ...2023.10.06 05:30REVIEW千葉市中央区
家系ラーメン 上総家(海士有木) 2023年7月オープン。『王道家』の流れを汲む『王道いしい』出身の新店。以前パスタ屋さんだった場所で駐車場も完備している。店内外もパスタ屋さんの時の面影があちらこちらに。しかし、すっかり市原エリアもレベルの高いガチ家系が増えて来て嬉しい限り。 『王道家』や『王道いしい』よりもややライトめなスープと、やや塩角のある若いカエシで鶏油も控えめ。地域に合わせて意図的に軽めにしているのか、たまたまのブレなのかは分からないが、バランスは悪くないと思う。麺はもちろん王道家のもの。しっかりと修業先のベクトルに沿った正しい家系ラーメンだと思う。 この店はご飯がサービスで出て来るのだが、卓上には無限ニンニクやマヨネーズが置かれているので、ニンニクチャ...2023.09.15 05:30REVIEW市原市
横浜家系ラーメン 蓮(京成大久保) 2020年オープン。学生が多くラーメン店も密集している京成大久保エリアの「ゆうろーど大久保商店街」内にある人気店。店主は『武蔵家』出身とのこと。家系ラーメンはもちろん、味噌やつけ麺、ガッツリ系や燕三条インスパイアまであり、家系を店名に掲げている店としてはメニューのバリエーションが豊富なのがとても興味深い。 家系ラーメンは密度の高い濃厚な豚骨スープに強めのカエシ。麺は酒井製麺。丁寧な仕事が感じられる重厚型の家系ラーメンだ。燕三条×家系はベースとなる家系に背脂と魚粉を足して、たっぷり刻みタマネギと海苔を浮かべたもの。まぁこれも外す事がない組み合わせだが、バランスを取るのは苦労しただろうなぁ。 武蔵家の良いところは継承しつつ、オリジナリ...2023.09.12 04:00REVIEW習志野市
横浜ラーメン 末広家(本千葉) 「ラーメン評論家」を生業としている以上は、偏りのない発疹が求められるのは言うまでもなく、テレビや雑誌、あるいはラーメン本などで店を紹介する時には、自分の好みを極力排してバランスの良い紹介を心掛けている。 しかしながら一ラーメン好きとしては、基本的に白濁した豚骨ラーメンが好きであり、豚骨醤油ラーメンや背脂ラーメンも大好きだ。そして家系ラーメンは四半世紀にわたり愛しているラーメンだと言ってもいい。ここはオフィシャルなメディアではなくオウンドメディアなので許して貰おう。 これは色々な場所で語っていることだが、千葉は家系偏差値がとても高いと感じている。下手したら本場の横浜よりも家系密度が高いのではないかと思うことがある。その礎を考えるとや...2023.09.11 11:00REVIEW千葉市中央区
笹本爲次郎商店(稲毛) 2023年7月オープン。『蔭山樓』元総料理長の蔭山さんが、『鶏坊や』閉店以来13年振りに千葉に帰還された。場所は稲毛AEONの隣で、これまで何度もラーメン店が入れ替わって来た場所。初めてこの場所に来たのは20年ほど前の『一鉄』時代かな。 蔭山さんと言えば、大阪辻調出身で『知味斎』『筑紫樓』『京王プラザホテル』などで料理長を歴任し、ヌーベルシノワの『蔭山樓』や、鶏白湯ラーメンの『自由が丘蔭山』を展開してキャリアを誇るガチガチの料理人。齢60にして原点である地元の千葉で、自ら厨房に立つ小さなラーメン屋さんを新たに始められた。 もちろん看板メニューは「鶏白湯」。20年程前に初めて蔭山さんの鶏白湯を食べて以来、私の中での鶏白湯の基準が蔭山...2023.07.28 08:00REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区
和ひろ(千葉中央) 長年千葉中央エリアで愛されている、肉も魚も美味い全席個室の和食居酒屋。4年ほど前に近隣に移転してからも変わらぬ人気を誇る。個人的にも昔から激しくリピートしている店で、このホームページの忘年会でも千葉のラーメン好きの方たちと毎年お世話になっていたが、ここ数年はご無沙汰してしまっていた。 開業当初はラーメン店『増田家』や居酒屋『ちばチャン』などを手掛けるグループの運営だったが、今は店長の熊井氏が独立し、名実共に大将になっている。熊井氏に久しくのご無沙汰を詫び、久々の和ひろワールドを満喫。熊井氏自ら朝掘りした筍や、新鮮な魚介、揚げ物などを色々と堪能。 この店の締めの定番は蟹バター雑炊かワサビ飯なのだが「背脂醤油ラーメン」なるものを見つけ...2023.06.14 13:00REVIEW千葉市中央区
味噌つけ麺 麺場田所商店(海浜幕張) 2023年3月オープン。千葉に本拠を構える『田所商店』。主力ブランドは味噌ラーメンの専門店ですが、千葉では色々と意欲的な業態にもチャレンジしている。海浜幕張駅前の施設内にあるこの店舗は、以前『田所商店カレー部』だった場所をリブランディングしたもの。ラーメン類は置かずに味噌つけ麺オンリー。味噌は仙台、伊勢、江戸前の3種類。田所商店のアドバンテージを生かしたつけ麺業態になっている。 メニューの並びから基本と思われる「仙台辛味噌つけ麺」をオーダー。田所商店は味噌の香りやコクの出し方がとても上手だと思うが、このつけ麺でもそのパフォーマンスを遺憾なく発揮。辛味噌といってもピリ辛レベルなので味噌の風味を壊すことなく食べやすく仕上がっていた。仙...2023.05.02 08:00REVIEW千葉市美浜区