麺処せんり(稲毛) 2021年11月、新港のMr.Max千葉美浜店内にオープンした『麺処せんり』が、2023年2月に稲毛駅前の路面店として移転リニューアル。以前は人気の少ないフードコートの業態だったが、立地的にも環境的にも前の店舗よりも遥かに良い店舗になったと思う。 こちらは『博多一風堂千葉店』を運営する『千里』のオリジナルブランド。店主の緒垣さんは長年一風堂に在籍して独立した「暖簾分け店主」。現在は一風堂千葉店や武石インター店の他にフードトラックを稼働させたり、自家製麺にも着手するなど精力的に活動している。 新しい店舗はテーブル席がメインで、家族連れ客などが使いやすそうなレイアウト。壁面に英文が書かれていたりと、デザインなどが一風堂っぽい作りになっ...2023.02.28 04:30REVIEWRECOMMEND千葉市稲毛区
焼きあご煮干しらぁめん はなかぜ〜花風〜(新検見川) 2022年2月オープンのお店に遅ればせながらようやくの訪問。場所はJR新検見川駅西口を出て北側へ降りてすぐ。店主はaikoファンらしくBGMはaikoヘビロテで店内にはポスターも貼られている。閉店間際に滑り込んだが店内は満席の賑わい。 店名にもあるように、こちらのお店は「焼きあご」がコンセプト。10年程前までは「あご」と言っても関東ではなかなか通じなかったが、最近はラーメンでも多くの店で使われるようになっている。焼きあごの塩と濃厚があって一瞬迷ったが、基本メニューと思われる「焼きあご煮干し塩らぁめん」820円をセレクト。 厨房での動きはキビキビとしており、美しい盛り付けからも丁寧な仕事が伺えるというもの。動物系の軽めな白濁スープに...2023.01.28 11:30REVIEWRECOMMEND千葉市花見川区
戯拉戯拉 京成大久保店(京成大久保) 船橋の『麺屋あらき竈の番人』が2022年12月に閉店し、京成大久保へと移転して別ブランドの『戯拉戯拉』としてリスタートを切った。『戯拉戯拉』ブランドとしては船橋に続き2店舗目。元『ラーメンどやどや』の居抜き。以前製麺室だったところはテーブル席になっているが、基本的には以前とレイアウトは変わっていない。 元々『戯拉戯拉』は家系ラーメンをモチーフにした豚骨醤油ブランドだったが、いつしか濃厚豚骨ラーメンにシフト。京成大久保ではさらにそれに拍車がかかり、さらに超濃厚な豚骨ラーメンになっていた。ベースのスープは1種類ながら、背脂、鶏油(白)、麻油(黒)、辣油(赤)と油でバリエーションをつけている。背脂があるのは京成大久保だけなので、当然のこ...2023.01.07 08:30REVIEWRECOMMEND習志野市
横浜ラーメン 末広家(本千葉) 2023年もラーメン食べ始めは末広家からのスタート。この日から末広家も年始営業のスタートということで、それに合わせて今年も行って来た。千葉のラーメンを語ることでラーメン評論家としてのキャリアをスタートさせた私にとって、千葉で年始のラーメンを食べ始めることには意味がある。そしてこの店は私が一番通っている家系ラーメン店でもあり、長年共に千葉ラーメン界を盛り上げてきた同志でもある。一年の始めに相応しいラーメンであると思っている。 ここ最近の家系ラーメンの再ブームによって、10年選手や20年選手の家系ラーメン店もまた再注目されている。千葉県の家系ラーメンの草分けでもある『林家』は新店をオープンしたり、『増田家』は居酒屋も含めて多店舗展開を...2023.01.07 03:30REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
元祖肉玉そば 越智(八街) 2019年創業の『元祖肉玉そば 越智』。店主の越智さんとの出会いはさらに10年程遡る2010年のこと。北松戸駅前にオープンした『肉玉そば おとど』の店主としてだった。居酒屋企業のラーメン業態として、長野の『気むずかし家』プロデュースでスタートした『おとど』は、一躍人気店となり店舗展開も行った。その後、越智さんはその会社を離れて独立し、自らの名前を掲げて新たなスタートを切った。それがこの『元祖肉玉そば 越智』だ。 「日本一ご飯が進むラーメン」はこの店でも健在。鶏・豚・牛の濃厚な「三獣スープ」の上には、豚バラ肉の焼肉がたっぷりと乗せられる。この焼きたてというのがポイントで、香ばしい醤油ダレの香りがさらに食欲を喚起する。北海道産小麦を使...2022.12.02 09:00REVIEWRECOMMEND八街市
横浜ラーメン 裏武蔵家 西千葉本店(西千葉) 2007年開業。『新中野武蔵家』系の『武蔵家西千葉店』の店長が、2019年に店舗を買い取り独立して『裏武蔵家』としてリニューアル。『新中野武蔵家』系では屋号が違っていても、実質独立している店はほとんどないのが実情だが、こちらは京都の『麺家あくた川』同様に真の独立店となる。 従来より裏メニューとして出していた「裏むさ」を看板メニューに据えて、従来通りの家系ラーメンも提供しているが、やはりこちらで食べるべきは裏むさだろう。スープは濃厚ながらもそこまで粘度は高くなく、サラトロなテクスチャー。そこに裏むさオリジナルのカエシが合わせられるのだが、醤油本来の味わいと香りを生かしたカエシになっているので化調のガツン感はなく、代わりに醤油やスープ...2022.11.06 09:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
焼き干し中華そば 澪つくし(八街) 2022年9月オープン。八街沖十文字交差点近く、かつて『梨の花』があった建物に十数年ぶりにまたラーメン店が出来た。こちらは『粋や』(西千葉)の新業態。店主の小池さんは当面こちらに入るとのこと。最寄駅は八街もしくは東金になるのだろうが、車でのアクセスが現実的だ。 基本の一杯は「中華そば濃口醤油」。醤油と共に焼き干しと煮干しの旨味が優しく広がるスープに、しっかり手揉みした佐倉「麺処丹治」製の中太縮れ多加水麺。店舗隣に併設した仕込み場にはスチームコンベクションを導入。大きなチャーシューは煮豚にせずこんがりとローストした焼豚に。 さらに同じ仕込み場では銚子で水揚げされた鰯を自家製の焼き干しにして、スープに使っているとのこと。焼き干しの凝縮...2022.09.17 03:00REVIEWRECOMMEND八街市
店名なし/scLabo(葭川公園) 千葉市美術館裏手、千葉劇場の通り沿いに2020年オープン。店の屋号や看板などは一切書かれておらず、インターネット上では『屋号なし』『店名なし』『池田です!』などと記載されている店だが、SNSや通販サイトなどでは一応『scLabo』なる屋号が掲げられている。 こちらは惜しまれつつ閉店した船橋の『零一弐三』が移転した店。敢えてこれまでの屋号は使わずに店名無しで10ヶ月ぶりに開業した模様。店主は『ちばから』『中華ソバ伊吹』で経験を積んだ方ということで、煮干ラーメンをメインにしつつも店休日などにガッツリ系のラーメンを出したり変則的な営業もされている。 クッキリと煮干の輪郭を感じさせるスープが白眉。煮干のエグさなどはなくグイグイと飲ませる吸...2022.07.16 05:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
横浜家系らーめん 武道家 心(勝田台) 2022年5月オープン。アストラーレ(新中野武蔵家)系の新店がまたもや千葉に登場。ガチ炊き家系が増殖中の千葉。家系ラーメン好きとしては、横浜よりも千葉に住んでいて本当に良かったと思う。 これまで武蔵家以外の屋号では『ぼうそう家』『相馬家』『宮里家』など、独自の屋号が多かったが、今回は早稲田に旗艦店を構える『武道家』ブランドでの出店。つまりは濃厚系で行くという意思表示なのかな。 土曜ということもあり、お昼時を外したのにも関わらずしっかり行列。ただしオペレーションはスムーズで比較的回転も速く。揃いのキャップを被っているのがこの系統っぽくないが、名札は首からぶら下げていたのは『武道家』っぽいかな。 家系に来たら海苔増しは基本。また、アス...2022.06.17 05:00REVIEWRECOMMEND佐倉市
麺ぽーかろぅ(南柏) 2001年創業の人気店へ久々の訪問。元料理人でドラマーの店主が松戸市で創業。料理人の経験を生かしたオリジナリティあるラーメンが評判を呼び、南柏に移転後も変わらぬ味で人気を集めている。久々の訪問をお詫びしつつ店内へ。 聞き慣れぬ店名の「ぽーかろぅ」は、TOTOの名ドラマー、Jeff Porcaroを敬愛していることから。店主自身もドラマーなので、店内の随所に楽器やレコードなどが置かれて、プチHard Rock CAFE状態。店頭には提灯代わりに光輝くPearlのタムがぶら下がっていて、カウンターのパーテーションはアルバムジャケット。昔のお店にはフルドラムセットも置かれていたのを思い出す。 アイディア豊富な店主なので限定ラーメンも気に...2022.05.17 12:00REVIEWRECOMMEND柏市
王道家(柏) 2003年に家系総本山吉村家直系店として創業。思えば東葛エリアで最初の家系ラーメンだったかと記憶する。そして2011年に衝撃の直系からの離脱。2017年に店舗ビル老朽化で取手に移転。2019年柏に復活帰還。創業以来何度もお邪魔している店で、系列店にはちょくちょく行っているのだが、柏に帰還してからは初の訪問となる。 醤油のキレがありつつも、豚骨の旨味にあふれしっかりと乳化したフルボディのスープは、記憶よりもさらにどっしりとした存在感。ただ骨を回してフレッシュさを維持している家系とは違って、程良く熟成したスープがベースにあるので、スープに旨味の層が出来ているように感じる。 個人的嗜好として家系ラーメンは酒井製麺であるべき、という保守的...2022.05.17 11:00REVIEWRECOMMEND柏市
麺処ゆきち(習志野) 北習志野の人気店『麺処ゆきち』が、2022年4月21日習志野駅前に移転オープン。このサイトを立ち上げた頃と較べると、千葉にいる機会がめっきりと減ってしまって、なかなか新店のオープンに駆け付けることが難しくなっている昨今だが、上手くタイミングが合ったのでオープン初日にお祝いがてらお邪魔することが出来た。 『麺処ゆきち』は『アイバンラーメン』をはじめ、いくつもの人気店で経験を積んだ店主が、北習志野に2013年3月にオープンした店。ほぼ9年の営業を終えて習志野駅の駅前過ぎる駅前に移転した。2階立地であることと、外看板がなく若干目立たないのが気になるところではあるが、電車でのアクセスは便利過ぎる。その反面、車での訪問はやや厳しいかも知れな...2022.04.21 05:30REVIEWRECOMMEND船橋市