らー麺にしかわ(鎌取) 千葉市のベッドタウン、おゆみ野で愛されている地域密着店。2005年創業と20年近くも人気を保ち続けており、創業以来からちょくちょく定点観測している。オープン当初とは店主が変わってしまい、自家製麺もやめてしまったようだが、基本的なメニュー構成などは変わらない。いつかの台風か何かで外れてしまった看板は今もつけられず置かれたまま。 「濃い味しょうゆラーメン」は、2018年夏から登場しているメニューだが、いまだに「新ラーメン」と打ち出されている。竹岡式をモチーフにしたラーメンで、スープベースは魚介出汁と豚骨から選べる。5年前に魚介の方を食べているので今回は豚骨ベースをオーダーしてみた。 カエシが強くヤクミもあり、イメージは確かに竹岡式なが...2023.12.23 05:30REVIEW千葉市緑区
ラーメン野良裏家(蘇我) 2007年に開業した『武蔵家 西千葉店』を買取り、2019年にグループから独立を果たした行列店『裏武蔵家』が満を持して支店を蘇我駅西口に出店。一時は鎌取で契約直前まで進んでいたと聞いていたが、紆余曲折あって蘇我の『一番軒』跡に。近隣には人気店『つけ麺石ばし』もあるが、オープン日から連日行列を作り続けて、早くも人気店の仲間入りを果たしている。 千葉の家系ラーメンシーンを牽引する若き職人、斎藤店主の新たな挑戦は、修業先の『武蔵家』とも『裏武蔵家』とも異なる、家系の再構築とも言えるような新たな家系の表現。一つ一つの素材を見直して厳選し、特に旨味と香りを重視した構成で、醤油ダレもスープベースもより複雑で深みを増している。 『裏武...2023.12.21 04:30REVIEWRECOMMENDRICKY'S SELECTION千葉市中央区
小ハゲ天 ららぽーと東京ベイ店(南船橋) リニューアルが続いている『ららぽーとTOKYO-BAY』に、2023年3月新しく完成したフードコート『ハーバーダイニング』。その中に昭和3年創業、銀座に本店を構える老舗天ぷら店『ハゲ天』の別業態がフードコート初出店。『ハゲ天』のカジュアル業態だった『小ハゲ天』が、2018年に『一風堂』を展開する『力の源グループ』のプロデュースによってリブランディング。天丼とラーメンを提供するブランドになっている。 ラーメンは単体ではなく天丼などとのセット販売のみ。ラーメンの味は5年前に銀座で食べたものと基本的な設計やイメージは変わっていない印象。胡麻の風味が広がる豚骨スープに細麺。博多ラーメンを和風に振ったような味わいで、ありそうでなかった豚骨ラ...2023.12.11 09:30REVIEW船橋市
札幌味噌 Fuji屋 ららぽーとTOKYO-BAY店(南船橋) リニューアルが続いている『ららぽーとTOKYO-BAY』に、2023年3月新しく完成したフードコート『ハーバーダイニング』。その中に札幌の人気店『札幌Fuji屋』の新業態がオープン。ラーメン好きだった店主が『豚骨背脂 山嵐』での経験を積んで独立。今回初の道外への出店となる。 フードコートのラーメンのクオリティが高くなって久しいが、こちらもしっかりと札幌味噌ラーメンらしく鍋で煽る製法を採用。それでいて万人でも食べられるようなバランスに着地させているのは素晴らしい。麺は札幌味噌ラーメンといえばの西山製麺。 完成から提供までのタイムラグなどフードコートならではの課題はあると思うが、十分札幌を感じられる本格的な仕上がりになっているかと思う...2023.12.11 09:00REVIEW船橋市
横浜家系らーめん武蔵家 薬園台店(薬園台) 2019年4月オープン。千葉にも多数店舗を出店している『新中野武蔵家(アストラーレ)』系列の店へオープン以来4年8ヶ月ぶりの訪問。以前はうどんそば店だった物件が全面改装されていて、かなりの大箱店舗になっている。駐車場も共用のものが広く取られている。 一般的に武蔵家系列のラーメンはスープの濃度が高くカエシも強めで、割とヘビーなイメージがある。前回こちらで食べた時はカエシはおとなしめだったものの、スープそのものはどっしりとした記憶があるのだが、今日のスープはかなりライトでカエシも控えめで、率直に言って物足りなさを覚えた。 無論、家系ラーメンは時間帯などによって味が上下左右されるものであり、今回はたまたまそうだったというだけのこと。街道...2023.12.10 08:00REVIEW船橋市
横浜家系らーめん ぼうそう家(八幡宿) 2011年創業。新中野武蔵家(アストラーレ)系。国道16号千葉市と市原市の境界線。上り車線に『ぼうそう家』下り車線に『王道いしい』という、家系好きにはたまらないエリア。なんだかんだで数年振りの訪問。駐車場ももちろん完備している。むしろ車でないとアクセスが厳しい場所だ。 この店からは『相馬家』など多くの店が生まれており、千葉のアストラーレ系はどこも本当にレベルが高い。千葉県の家系偏差値を底上げしているのは、間違いなく武蔵家系列の店たちだと個人的には思っている。 しっかりと乳化したスープに酒井の細麺。食べやすいバランス型の家系ラーメン。向かいの『王道いしい』とはまた違った味わいなので両立しているというか、その日の気分で贅沢な使い分けが...2023.12.09 07:00REVIEW市原市
ラーメン杉田家 千葉駅前店(葭川公園) 2022年3月オープン。吉村家一番弟子、津村氏の営む『ラーメン杉田家』の3号店にして、千葉市2店舗目。千葉銀座に面しており利便性が高い立地ではあるものの、気がつけば半年ぶりの訪問となる。中休みがないので自分のタイミングで行けるのも助かるな。 先日横浜新杉田の本店を久々に訪問したということもあり、比較の意味もあっての訪問。しっかりと乳化していてカエシもバシッと効いているベストバランス。麺も前回はややショートボイルだったが今回はベストな茹で加減。チャーシューのスモーキーな味わいもスープにマッチ。完璧な一杯だった。 新杉田の本店はより醤油が立ったバランスだと思うが、こちらの方が私個人には好みのバランス。本店は常に行列なのに千葉ではスッと...2023.12.07 07:00REVIEW千葉市中央区
中華そば ふじや(葭川公園) 2023年11月プレオープン、12月本オープン。千葉富士見の飲食店街のど真ん中に出来た大箱のラーメン店。ナイトスポットである場所柄、朝7時まで営業している模様。店はボックス席やテーブル席も多く、居酒屋的に使うことも出来そうな雰囲気。 煮干系の清湯と鶏白湯、味噌というラインナップ。煮干は塩推しだったので塩を。動物系の旨味はほとんどなく、ほぼ煮干というか塩ダレで引っ張っている構成。層が薄くライトな口あたりだが、飲んだ締めにはピッタリな塩度。麺は船橋山田製麺のもので北海道産小麦を使用とのこと。 鶏白湯もテクスチャーはかなりライトめでサラッと食べられる味わい。鶏白湯に大根おろしを添えてあるのはどこかのお店でも見た気がするが、みぞれ鍋とかか...2023.12.02 14:00REVIEW千葉市中央区