横浜らーめん 武蔵家 本八幡店(本八幡) 2023年オープン。本八幡駅北口から歩いてすぐ、同じアストラーレ(武蔵家)の『菊池家』だった店舗がリニューアルして『武蔵家』ブランドになった。もちろん内装などは従来のままでL字カウンターの細長い作り。 ラーメンは『菊池家』の時よりもバランス重視型で、スープはややライトめ。とは言えカエシもバッチリ鶏油もしっかり効いているので、まったく物足りなさはない。酒井製麺の中細麺も茹で加減が絶妙な上がり具合。ホウレンソウも多めでたっぷり。他の店よりも海苔が小さく感じたのは気のせいなのかな。気のせいだろうな。 『武蔵家』系の店の困ったところはライスが無料なところ。普段家系ですらラーメンライスなんて我慢してやらないのに、無料と言われるとついつい頼ん...2024.08.19 05:30REVIEW市川市
五穀みそらーめん 味噌屋蔵之介 千葉おゆみ野店(鎌取) 2024年7月オープン。千葉南警察署近く『SEGODON』跡地。東大和に本店を構える味噌専門チェーン店が千葉初進出。カウンターはもちろんボックス席も多い大箱でグループ客などにも使いやすい店。これまで何度もラーメン店が出店しているが、なかなか長続きしない場所だ。 野菜とスープを鍋で煽った本格的な味噌ラーメンは、麦・米・大豆・胡麻・落花生の五穀味噌ダレの味わいが力強くて良い感じ。埼玉川口の活力工房製麺の特注麺は中太の縮れで密度も高くて食べ応えがある。卓上に色々調味料があってカスタマイズ出来るのも楽しい。 ラーメンマニアがわざわざ行くような店ではないが、ファミリー層など地域の人たちが普段使いするのに便利な店。2024.07.27 08:20REVIEW千葉市緑区
麺屋あお空(鎌取) 2024年6月オープン。大網街道赤井町交差点近く『鬼の種村』跡地。『鬼の種村』は良いお店だったのでちょっと残念。ブランドチェンジかと思ったが、店主さんなどを見るにおそらく別の方なのだろうと思う。 メニューが色々あってちょっと不安を覚えなくもないが、こういうロードサイド立地ではメニューを増やしてしまうのは仕方のないところか。基本の「醤油とんこつ」は、軽く背脂の浮いたライトな豚骨醤油スープに中細麺。丁寧に作られているのは伝わるが、どことなく既視感のある味わいになっている。だからこそ勿体無いというか、細かな点をブラッシュアップしたら、一気に商品力が増す気がするのだが。 個人的にはデフォルト状態でガーリックパウダー?と紅生姜は要らないと思...2024.07.27 06:00REVIEW千葉市中央区
豚のとん太くん(幕張) 2024年7月オープン。京葉道路武石インターを実籾方面に出てすぐ。隣は『田所商店』で並びには『博多一風堂』や『なりたけ』があるラーメン街道にまた一軒ラーメン店が出来た。ここは隣の『田所商店』が『田所商店タンタン麺部』や『そば処三十庵』などを営んでいた物件。今回は1982年創業の『ラーメンとん太』と『田所商店』のコラボレーション(フランチャイズ)店舗。新たなコンセプトでの業態になっている。 『とん太』ではなく『豚のとん太くん』。豚のキャラクターが可愛らしいが、その店名の通り豚をコンセプトに据えたメニューが揃う。ラーメンは看板メニューの「豚そば」の他に「中華そば」や「天日塩ラーメン」など。「豚そば」は醤油と塩がある。いずれも千葉県産林...2024.07.15 12:00REVIEW千葉市花見川区
'OHANABATAKE FOOD AREA(稲毛海岸) 1977(昭和52)年にオープンした『稲毛海浜公園』(千葉県千葉市美浜区高浜)は、東京湾沿岸に位置する長さ約3km、面積約83haの総合公園。園内には日本初となる人工海浜の海水浴場『いなげの浜』や『千葉市花の美術館』をはじめ、プールやヨットハーバーなども併設されている。 夏になると海水浴などを楽しむ人が集まる人気のスポットだが、開業から40年が経った2017年より再開発が進み、『SUNSET BEACH PARK INAGE』としてリニューアル。一般的な海水浴場とは一線を画する、新たな「都市型リゾートパーク」として劇的な変貌を遂げて熱い注目を集めている。 2022年には新たなシンボルとして、全長90m幅10mの桟橋『The SUN...2024.07.07 10:00REVIEW千葉市美浜区
中華そば 無作(本八幡) 2024年6月オープン。本八幡駅南口から徒歩6分ほど。『魂麺』の並びを少し駅から離れたところ。テクテクと店の前まで行ってそのファサードに強い既視感を覚えて、券売機を見てそれがさらに強まり、卓上に置かれているものを見て確信。これは名古屋の『有象無象』プロデュースではないだろうか。おダシと銀しゃり推しだし。ちなみに『無作』と書いて「むさ」と読ませるよう。 たまたま先日大阪十三の『中華そば那由多』(有象無象プロデュース)に行ってたので、よりその印象が強く残っていたのもあるが、メニュー構成含めて面白いくらいに同じ。卓上のお盆や配置、セットなどもまったく同じ。ちなみに今年福岡に出来た『中華そばとら松』も同じパッケージ。また那由多はで海苔と卵...2024.07.01 10:00REVIEW市川市
自家製麺 ご藤(大神宮下) 2024年6月オープン。『自家製麺 うろた』『六厘舎』出身の店主が、2023年に間借り営業での創業を経て今回船橋大神宮下に実店舗を構えた。古い千葉のラーメンフリーク的には、大神宮下と言えばやはり『らーめん一丁』を思い出す。さらにその前となると杉田家津村さんの『ラーメンまるよし』だろうか。いずれにせよ大神宮下という響きはなんとも懐かしさを覚える。 事前に白河テイストのラーメンと聞いていたのだが、確かにビジュアルは白河の中華そばを想起させる。しかしながら白河のニュアンスよりも、醤油感は控えめで丸くて優しいバランスの味わい。アップデートというか、東京にローカライズされたような味わいのスープに感じた。 昨今の「水鶏系」とは異なり、良い意味...2024.06.25 04:00REVIEWRECOMMEND船橋市
ラーメンショップ◯化 千葉富士見店(千葉) 2024年5月オープン。『らーめん福たけ』が手掛ける『ラーメンショップ』インスパイアブランドの新店が千葉駅近くに登場。ライブハウス『千葉LOOK』の裏手のみゆき通り沿いで、以前は『千葉そば幸』があった物件。ここは長続きしないので有名な物件で、これまで何度も新しい店が入っては消えていく、いわくつきの物件だ。 昨今、ラーメンショップをリスペクトやオマージュした店舗が増え、「ラーショ」が一つのジャンルになりつつあるが、こちらもいわゆるフランチャイズチェーンの「ラーメンショップ」とはまったく関係がない、福たけのオリジナルというかラーメンショップリスペクトブランド。「ラーショ」と名乗らずに「ラーメンショップ」と名乗るところに、店主福田さんの...2024.06.16 09:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区
黒潮拉麺(那古船形) 2021年『Noodle Stand TOKYO』の別ブランドとして、館山にオープン。3年の営業を経て那古海岸近くにこの日移転リニューアル。前の店はかなり放置プレイしてしまったので、「新店舗移転の時には真っ先に駆けつける」と約束し、今回はスケジュールをやりくりしてオープン初日に訪問出来た。 店舗は一から建てたものでかなりスタイリッシュな作り。今回のタイミングで一新したロゴはなかなか力強い印象。駐車場も完備しているので車でのアクセスもしやすい。店前に大きなシュロの木が植えられており、南国館山らしいイメージを演出している。 基本にして看板商品である「黒潮ラーメン」は、従来の中華そばをブラッシュアップしたような一杯。動物魚介バランス型の...2024.06.06 06:00REVIEWRECOMMEND館山市
館山ラスカル(那古船形) しばらく放置プレイだった南房総エリアへ再び訪問し、2019年オープンの宿題店へようやく。カーナビがあってもちょっと不安になるような海沿いのくねくねした住宅街の一角。民家の一階をリノベーションしたような。もちろん駐車場は完備されている。 『千駄ヶ谷ホープ軒』と今はなき『破顔』で経験を積んだ店主と聞いていたので、ぼんやりとこんなラーメンなのかなとイメージしていたが、確かに両方の遺伝子を感じつつもそこに『ラーメン二郎』的エッセンスを振りかけたような、ありそうでないラーメンになっていた。 どっしりと存在感あるスープは豚骨をベースにしつつ、館山らしくアジやサバの煮干や魚節なども使い、思いの外魚介をしっかりと効かせてある。刻んだ生ニンニクはレ...2024.06.06 05:00REVIEWRECOMMEND館山市
波音食堂(館山) かつて館山まで行くのは一般道をひたすら走らなければ辿り着けなかったが、今は高速道路が開通して千葉市内からでも1時間ほどで行けるようになった。しかしながら、昔のイメージが今も強く残っているので、なんとなく館山は遠いと刷り込まれている。しばらく足が遠のいているうちに、あれよあれよと人気店や実力店が館山に増えていた。 こちらは2015年創業なのでもう9年目の中堅店ながらの初訪問。千葉のラーメンサイトをやっていながら9年も放置していて本当に申し訳ない。場所柄、サーファーなども足繁く通う人気店とのことで、お昼時ということもあったのだろうが外待ち客が数名。店脇に駐車場が確保されているが、あとは店の前や脇に停めている人が多い。 こちらのラーメン...2024.05.02 03:30REVIEW館山市
こばやし 中華そば(千葉中央) 千葉市中央区富士見。JR千葉駅と京成千葉中央駅に挟まれた一帯は、かつて国鉄千葉駅があったこともあり、古くから多くの飲食店が立ち並んでいる場所。今も入れ替わり立ち替わり様々な業態の店が軒を連ねているが、クラブやキャバクラ、スナックなども多く、夜の街というイメージがある。 そんな富士見エリアの一角に2024年2月オープンしたラーメン店は、寿司店『鮨割烹こばやし』が手掛ける新業態。鮨割烹の店の斜向かい、かつて『大黒屋本舗』や『麺屋一男』があった物件の跡地になる。カウンターや調度品の設えなど、ラーメン店というよりもそれこそ寿司屋か和食屋のような雰囲気の店内になっている。 メニューは「中華そば」の醤油と塩の2本立て。オープン当初は醤油のみの...2024.04.23 06:00REVIEWRECOMMEND千葉市中央区